
急にリーダーに任命されたけど、なにから始めればいいかわからないです。
公表までの数日間、ぼーっとしてしまいそう…
そんな不安や戸惑いは、リーダー初心者さん、あるあるです。
でも安心してください。
このタイミングでやるべきことは、がんばることじゃなく「整えること」なんです。
リーダー歴10年以上の私(ユリ)が、実体験をもとに「最初にやるべき3ステップ」を本音ベースでお伝えします。
実際に300人近くの後輩育成や、クレーム続きの部署を変えた経験から、
「最初の数日の過ごし方で、信頼の土台は決まる」と実感しています。
この記事を読むことで
- リーダー就任直後にやるべき準備が明確になる
- あいまいな不安が具体的な行動に変わる
- 初日に向けた自信と安心感が手に入る
必要なのは、立派なスピーチでも完璧なスキルでもありません。
小さく着実な準備が、あなたを「信頼されるリーダー」に導いてくれます。



私も最初は不安でいっぱいでした。
でも「ちゃんと準備した」という事実が、自信を支えてくれます。
一緒に、はじめの一歩を踏み出しましょう!
\ こんにちは ユリです /


- 元・リーダー職で300名以上の後輩育成を経験
- クレーム多発の現場を“ゼロ”に改善した元マネージャー
- 今は整体院スタッフとして現場サポート中
- 女性リーダーの不安に寄り添うブログを運営中
- ユリのプロフィールページはこちら
\気になる項目をタップして読もう!/
辞令をもらったら最初にやる3ステップ


「辞令をもらったけど、何からすればいい?」
そんな不安がこみ上げてくるのは当然です。
でも大丈夫。
公表までの数日は、着実なスタートを切るための準備期間です。
まずは【理解する→整える→宣言する】の順で、小さく動き出しましょう。
この3ステップを押さえるだけで、初日の印象とその後の信頼感に大きな差がつきます。
\事前にやるべき3ステップ/
(気になる項目からタップして読もう)
理解する=(上司との確認)


まずやるべきは、役割や期待を上司と共有する。
不安や疑問を抱えたままでは動き出せません。
さらに、上司や組織の期待とズレた行動は後々トラブルのもとになります。
- やるべきこと
なにを期待されて任命されたのか?
どんな成果を上げてほしいのか? - 避けるべきこと
任された範囲外でやりすぎてしまうと迷惑になることも。
気をつけるべきNG行動とは? - 成果の方向性
数字?雰囲気づくり?育成?なにを「成功」とするのか事前に確認しておきましょう。





このすり合わせは「確認のために15分だけお時間をいただけませんか?」と一言添えるのがコツです。
メールでもOK。
曖昧なまま走り出すのは危険ですよ!
整える(=準備を静かに進める)


次は、自分の準備を整える。
このタイミングでは、まだ「がんばる」必要はありません。
安心して当日を迎えるための土台を作る段階です。



ステップの順番ごとに進めてみて下さい。
STEP1:「三文あいさつ」の下書きを作成 →上司に見てもらう



「三文あいさつ」とは何ですか?



「三文あいさつ」とは、長々と話さず、要点を押さえた、誰にでも伝わる、簡潔で効果的な挨拶を意味します。
リーダーが初日に使う「三文あいさつ」例
初日にメンバーの前で話す場面では、以下の3要素を意識して構成するとgood
!- 一言の感謝や挨拶
例:「本日からチームに加わります、ユリです」 - 今後の関わり方の方向性
例:「一緒に良いチームを作っていきたいと思っています」 - 協力のお願い
例:「まだ慣れない部分もありますが、どうぞよろしくお願いします」


STEP2:A4一枚の「情報パック」を作る



「情報パック」とは何ですか?



「情報パック」とは、
辞令をもらってからメンバーの前に立つまでの準備期間に、自分の役割や状況を整理しておくための「1枚まとめシート」。
緊張する初日でも迷わず動けるように、「今の自分が把握しておくべき情報」だけをA4一枚に簡潔にまとめます。
これがあると、上司への確認やメンバーとの会話でも、必要な情報にすぐアクセスでき、落ち着いて対応できますよ♫



何をまとめればいいですか?



以下のような項目を入れるのがおすすめよ!
項目 | 内容の例 |
---|---|
①役割・任務 | リーダーとしての主な責任範囲 例:◯◯チームの成果管理、後輩の育成など |
②見るべき数字 | 日報、売上など、成果を見る指標 |
③関係者 | 頼れる先輩、サポート役、関係部署の窓口など(名前・連絡先) |
④進行中の業務 | 現時点で動いている案件・定例作業・困りごとなど |
⑤承認フロー(仮) | 稟議・有給申請・発注などの確認経路(わかる範囲で) |
⑥不明点 | 上司に確認したいことや、あやふやな点をメモしておく |


STEP3:道具を揃える



道具を揃えるとはどういうことですか?



「道具を揃える」とは、
日々の運営や管理に使うツールや仕組みを事前に用意しておくことよ。
\よく使われる具体的な「道具」とその目的/
目的:情報の散逸を防ぎ、誰が見ても分かる状態にすること
- 役割別フォルダ
(例:朝礼資料、業務マニュアル、1on1記録) - 更新日順で並べる工夫
(例:「2025_08_最新_月次報告」など) - アクセス権限の整理
(見せる人/編集できる人)
まずは「見せたい資料を誰が見られるか」を明確にし、Googleドライブや社内サーバー上で整理しておくと◎。


目的:ミス防止と仕事の質の平準化
- 業務チェックリスト
(例:日報チェック、備品補充、報告済かどうか) - メール送信前の確認表
(添付忘れ・敬語・宛先ミスを防止) - 新人用タスクリスト
(指示漏れや習慣化サポート)
誰でも同じ水準で確認できるように、印刷または共有フォルダで使えるようにしておきます。


目的:部下の状況把握と信頼関係の土台作り
- 日付・話題・本人の言葉メモ欄など
- 過去の記録を見返せる構造に
- Googleスプレッドシートなどでも代用可
後から「言った・言わない」のトラブル回避に。
最初から記録を取る習慣を作るのがおすすめです。


目的:チーム内での簡易報連相を促す
- 不在時のメモ代わりになる紙カード
- 「◯◯さんへ/伝言/対応済/要確認」など項目化
- 共通の文言・フォーマットを決めておくとスムーズ
忙しい現場でも、「伝えたつもり」を減らすことができます。


STEP4:前日の確認



前日は何を準備すればいいのですか?



服装チェック、通勤ルート、声出し練習、上司へ当日報告などね。
「いよいよ明日…!」という緊張を少しでも和らげ、当日を落ち着いて迎えるための最終確認です。
\前日の確認チェックリスト(例付き)/
目的:第一印象の清潔感・信頼感を高める
具体例
- しわのないシャツ・スーツ、落ち着いた髪型
- 名札や社章の有無、靴の汚れチェック
- バッグの中身(筆記具、メモ、A4書類など)





新リーダーとして背筋が伸びる服装を選ぶことで、自然と気持ちも整います。


目的:当日の遅刻や焦りを防ぐ
具体例
- Googleマップで所要時間+余裕の30分を想定
- 交通手段・乗換駅・バスの時刻表などの確認
- 雨天や交通渋滞を想定した予備プラン





「いつもより早めに出て、10分前には到着!」を目指しましょう。
目的:自信のある第一声を届ける
具体例
- 三文あいさつ
例:「〇〇課を担当することになりましたユリです。よろしくお願いします」 - 鏡の前で笑顔と姿勢のチェック
- 自宅で1人リハーサル、またはスマホ録音で客観視





緊張していても、声のトーンと表情は伝わります。
事前練習で安心感を仕込んでおきましょう。
目的:任命後の第一歩をスムーズに踏み出す
具体例
- 「明日はこう動こうと思っています」
- 「まずは◯◯を確認し、1週間で△△を整える予定です」
- 「今後の相談タイミングについても、ご相談させてください」





上司への第一声が明確だと、信頼感もUP。


体調万全でのぞむことが、最大のパフォーマンス準備です。
スマホは早めに手放し、深呼吸やストレッチなどで心身を整えましょう。



準備ができているという安心感が、初日の言葉や表情ににじみ出ますよ!
初日までの準備チェックリスト(表形式)
ステップ | 確認項目 | 内容・目的 | 完了欄 |
---|---|---|---|
Step1 | 【辞令を受け取ったら】 | 上司に「役割・期待・任せたいこと」を確認する。 明確にすることで判断の軸ができる。 | ☐ |
Step2 | 【情報パックをそろえる】 | チームの情報、上司からの指示、前任者の資料など、必要な情報をファイルにまとめておく。 | ☐ |
Step3 | 【道具を整える】 | 名札・メモ帳・ペン・あいさつ文・身だしなみグッズなど、自分を整える準備を完了する。 | ☐ |
Step4 | 【あいさつ文を用意】 | 「自分の役割・方針・協力をお願いしたいこと」を簡潔に言語化。 敬意を込めて伝える。 | ☐ |
Step5 | 【体調と心を整える】 | 睡眠・食事・ストレッチなどでパフォーマンスを最大化。スマホを手放してリラックス。 | ☐ |
Step6 | 【初日のあいさつをする】 | 堂々と、準備した内容を伝える。 「一緒に進めていきたい」など敬意ある一言を添えると好印象。 | ☐ |
宣言する(=初日のあいさつで信頼をつかむ第一歩)


いよいよ当日。
ここでは
- 自分の役割
- やると決めたこと
- 協力してほしいこと
をシンプルに伝えるだけでOK!
気負う必要はありませんが、準備した言葉があるだけで、堂々とした印象を与えられます。
初日の印象が、その後の関係性やコミュニケーションのベースになります。
- 「みなさんの力を借りながら、一緒に進めていきたいです」
- 「私一人ではできないことも、皆さんの力があれば必ず前に進めると信じています」
チームへの敬意が伝わる一言を添えると、好印象です。



あとは、自信を持って笑顔で堂々と当日を乗り越えて下さい。
応援しています!






FAQ:よくある質問


- リーダーになったことを周りに知られたくないのですが、それでも準備は必要ですか?
-
はい、周囲に公表される前でも、心構えや業務の把握を進めることはとても大切です。公表の瞬間から見られ方は変わります。誰よりも先に自分が準備モードに入ることで、不安よりも安心が勝る状態を作れます。
- 辞令を受けたけど「自分なんかがリーダーでいいのか」と不安です…
-
不安に感じるのは、真剣に向き合おうとしている証拠です。完璧である必要はありません。大切なのは、学ぶ姿勢と誠実な態度です。周囲は「今のあなた」を見て判断するのではなく、「これからどう成長するか」に注目しています。
- チームの状況をまったく知らないのですが、大丈夫でしょうか?
-
大丈夫です。最初からすべてを把握する必要はありません。むしろ「わからないことは丁寧に聞く姿勢」こそが信頼につながります。少しずつ情報を整理しながら、自分の地図を作っていく意識を持てば十分です。
- 引き継ぎが曖昧で困っています。前任者に聞いても大丈夫?
-
もちろんです。遠慮せず前任者に相談しましょう。むしろ「その人だからわかる現場の知恵」が詰まっています。聞き方のポイントは「確認したいことを事前に整理しておく」こと。それだけで信頼感もアップします。
- 自分より年上の部下がいるのですが、どう接すればいいですか?
-
年齢に関係なく、まずは一人のチームメンバーとしてリスペクトを持って接することが基本です。上から管理するのではなく「一緒にチームをよくしたい」という姿勢を見せれば、自然と協力的な関係が築けます。
- 前任のリーダーと方針が違っていても、変えてもいいんでしょうか?
-
はい、変えても問題ありませんが、いきなり大きく変えるのではなく、理由を説明しながら丁寧に進めることが大切です。まずは現状を理解し、周囲の納得感を得ながら、自分らしいスタイルに調整していきましょう。
- 上司が忙しそうで、相談するタイミングがつかめません…
-
タイミングが難しいと感じる場合は、メールやチャットで「5分だけでも相談したい」と伝えてみましょう。あらかじめ要点をまとめておくと、相手も快く時間を取ってくれることが多いです。遠慮しすぎず一歩踏み出すことがコツです。
- リーダーの立場を利用されそうで不安です…
-
「いいように使われるのでは…」という不安もよくあるものです。そんな時こそ、「どこまでが自分の役割か」を上司と事前にすり合わせておくことで、線引きが明確になります。やりすぎも遠慮しすぎも避け、ちょうどよい距離を見つけましょう。
- 当日までに全部できなかったらどうしよう?
-
すべてを完璧にこなす必要はありません。「初日から完成形」でなくて大丈夫です。大切なのは「一歩ずつ積み重ねていこう」という姿勢と、小さな準備を丁寧にすること。焦らず、できるところから整えていきましょう。
- チームメンバーにうまく受け入れてもらえるか心配です…
-
最初から完璧な信頼関係は求めなくて大丈夫です。少しずつ「話しやすい」「一緒に働きやすい」と感じてもらえるよう、日々の関わり方で信頼を積み重ねていけばOKです。無理に距離を縮めようとせず、自然体で接することが大切です。


最後に振り返りたい!準備を整えるための5つのポイント


初日(チームメンバーの前で正式にあいさつをする日)の不安を減らし、安心してリーダーとしての一歩を踏み出すために、準備段階で押さえておきたい5つの要点をシンプルに整理しました。



迷ったときは、まずこの一覧を読み返してみてください。
- 辞令を受けたらまず、上司と「期待されている役割・成果・NG行動」の3点を確認し、誤解のないスタートを切る準備を整える。
- 初日の緊張を和らげるために、メンバーへの簡潔な三文あいさつや、必要な情報を整理したA4一枚シートの作成が効果的。
- 自分が使いやすく、チームにも役立つ「運営ツール(フォルダ・チェック表・1on1記録など)」を事前に整えることが信頼構築の第一歩になる。
- 前日は、服装・通勤ルート・挨拶練習・上司への報告準備などを確認し、当日落ち着いて行動できるよう心と体を整える。
- 睡眠やストレッチなどで体調を万全に整えることも重要な準備の一部です。「安心感」が自信ある初日のパフォーマンスに直結する。
↓「辞令をもらったあと、こんな不安が…」というあなたへ
↓ 本で深く学びたいあなたへ。
↓「なんだか、軽く見られてる気がする…」と感じたら。
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