
面談がいいって聞くけど、準備に時間をかけらず結局まだ始められていないです。早くした方がいいですよね?
本記事では このような悩みを持つ方の参考になります。
準備ゼロでも成果が出る面談の進め方がステップごとにわかり、「時間がないけど結果は出したい」というリーダーに、すぐ役立つ内容です。
さらに 議事録シートと質問リスト10選をワンクリックで入手できる実践パック付き!
リーダー歴10年以上の私(ユリ)が、現場でつまずいた失敗談から学んだコツまで 本音ベースでお伝えします。
読み終えた瞬間から「よし、まずはカレンダーに15分入れよう」と動き出せる内容です。



私も最初は雑談だらけでした。
でも型を使ったら、3か月でクレームゼロのチームに大変身!
一緒に「ラクして成果」を体験しましょう。
1. 1on1とは?





1on1(ワンオンワン)とは何ですか?



1on1(ワンオンワン)は、上司と部下が 1対1 で行う短い面談のことよ。
週1回または隔週で15〜30分ほど、仕事の進捗だけでなく悩みやキャリアを話し合います。



目的は「評価」ではなく「サポート」。
話すより「聞く」が7割、定期的に続けるほど効果が高まりますよ。
2. 【5分前チェック】そのまま使える議事録シートをダウンロード


1on1の直前に「今日は何を話すんだっけ?」と慌てる時間をゼロにしよう!
ここで配布する 議事録シート(Googleスプレッド) は、リンクをコピーするだけで 30 秒で使える「時短テンプレ」。
\ダウンロード/
事前に部下が話したいことを書き込み、上司は面談 5 分前に目を通すだけ。



以下はダウンロード方法と 3 つの使い方ポイントです!
2-1:シートの使い方:Google スプレッドで30秒セットアップ
- リンクを開いて「ファイル→コピー」を押すだけで、自分専用の議事録シートが完成。
- 書式設定や数式を一から作る手間がゼロ。
- 人事向けのクラウドアプリ(いわゆる HR ツール)でも「無料テンプレは30秒で導入できる」と推奨しています。
\ダウンロード/
2-2:Google スプレッドなら共有も自動でラク
- コピーが終わると自動で共有リンクが作られるので、ファイルをメールで送る手間がいりません。
- クラウド保存で履歴確認や同時編集も簡単。
2-3:面談前日にアジェンダ入力(話したいことを箇条書き)を部下に依頼
- 部下が前日までに質問欄を埋める→上司は5分前チェックで準備完了。
- Gallup の『State of the Global Workplace 2023』でも、毎週の個別面談を受ける従業員は、面談がない従業員に比べてエンゲージメントが約3倍高いと報告されています。
3. 迷わず聞ける!厳選質問リスト10選(コピペOK)





質問が思い浮かばず、結局雑談で終わり、罪悪感を経験しました…。



1on1の成果は「質問の質」で決まります。
3-1:質問は3ブロックでバランス良く
下の表はそのまま使える質問集です。
※印刷して持ち歩くか、議事録シートにコピペして部下と共有しておきましょう。
面談当日はここから3問だけ選ぶだけで、短時間でも深い対話が生まれます。
ブロック | 質問例 | ねらい |
---|---|---|
振り返り① | 最近うまくいったことは何でしたか? | 成功体験の確認 |
振り返り② | 今いちばん困っている課題は? | 障害の早期発見 |
振り返り③ | 先週立てた目標の進み具合は? | 行動の振り返り |
モチベ① | 今日の気持ちを10点満点で表すと? | 温度感チェック |
モチベ② | 働くうえで今いちばん大事にしていることは? | 価値観共有 |
モチベ③ | 私に何かサポートできることは? | 支援ニーズ把握 |
将来① | 半年後に身につけたいスキルは? | 成長目標 |
将来② | 次に挑戦したい業務は? | 機会提供 |
将来③ | チームを良くするため、変えたいことは? | 改善提案 |
将来④ | 1年後の理想の働き方は? | ビジョン共有 |



(シート入力)
今週の1on1で扱う質問は
①最近うまくいったこと
②今いちばん困っている課題
③半年後に身につけたいスキル
の3つです。
入力お願いします!



(前日入力)
①「新規顧客への提案が採用されました」
②「タスクの優先順位付けで迷っています」
③「データ分析スキルを習得したい」



(当日5分前確認)
なるほど、今日は課題優先順位とデータ分析の学習プランを深掘りしよう。


4. 15分で終わる1on1タイムテーブル|3-3-3フレーム


これから示す表は「3分準備・3問質問・3分要約」=3-3-3フレームのタイムテーブルです。
15分枠をあらかじめ区切ることで時間超過を防ぎ、雑談や相談だけで終わらず「行動決定」まで必ずたどり着けるのが最大のメリット。



まずはこの型をそのまま使い、慣れてきたらチーム事情に合わせて5分延長など応用してみてください。
時間 | アクション | ねらい |
---|---|---|
0〜2分 | 雑談 | 心理的壁をほぐす |
2〜5分 | 前回の行動進捗確認 | 振り返り |
5〜12分 | 厳選3問で深掘り | 課題・モチベ確認 |
12〜15分 | 要約+次の行動決定 | 行動確定 |


こんな場面で使うと効果大
- 時間が取りにくい繁忙期でも 15 分なら枠を確保しやすい。
- 1on1を始めたばかりの新人リーダーが“型”として使うと迷わない。
- 雑談で終わりがちなチームを本題へ誘導し、行動決定まで締められる。
- 複数メンバーを連続面談する日も、同じフォーマットで準備ゼロ。
- 進捗確認と次アクションを素早く固めたい毎週の振り返りミーティングに最適。


5. 1on1がチームを変える3つのメリット


① 心理的安全性が高まる
- Google が実施したチーム研究「Project Aristotle」によると、成果を出すチームは出さないチームよりも 安心して意見を言える度合いが約2倍 高いと報告されています。
② 離職率が下がる
- Gallup の世界調査では、週1回ワンオンワンを行うチームは離職率が約20%低い という結果が出ています。
③ 成長が見える化し行動が加速する
- ハーバード・ビジネス・レビューが紹介した「小さな成功」研究では、進捗をこまめに共有するチームは生産性が30%向上 したと示されています。
データで見る1on1の効果(かんたんまとめ)
効果 | 数字 | 出典 |
---|---|---|
安心して意見を言いやすい | 成果チームは約2倍高い | Google Project Aristotle |
離職が減る | 離職率 約20%ダウン | Gallup Global Workplace 2023 |
行動が決まりやすい | 行動実行率 25%アップ | Atlassian 15分会議調査 2022 |
生産性が上がる | 生産性 30%アップ | Harvard Business Review 2011 |
やる気が高まる | エンゲージメント 約3倍 | Gallup Q12 調査 |
※ 数字はすべて公表レポートの平均値です。
6. 失敗パターンと回避策|「カウンセリング化」を防ぐ方法


1on1でありがち失敗を4つ抽出し、すぐ試せる対処ワザをまとめました。



面談を「話して終わり」から「話して動く」場へ一気に変えていこう〜!
失敗パターン | 回避策 |
---|---|
雑談ばかり | あなたは15分タイマーをセットし、残り時間を見せて本題へ戻す。 |
悩み相談だけ | あなたは事前に用意した質問カード3枚を順番に使い、対話を構造化する。 |
アドバイス過多 | 面談冒頭で「今日はあなたが7割話してください」と宣言し、自分の発言を抑える。 |
行動が曖昧 | 面談の最後に要約し、「次にやること」を1行で書いて締めます。 |
\ 失敗パターンの理由を簡単解説 /
- 雑談に流れるのは 「時間が無限にある」と錯覚するから。
▶︎タイマーで可視化すれば強制的に本題へ戻せます。 - 悩み相談だけになると解決策が出ずストレス増。
▶︎カードで「質問→答え→次の質問」の流れを作ると自然に深掘りできます。 - 上司がしゃべりすぎると主体性が育たない。
▶︎先に 「7割はあなたが話す時間」と宣言しておくと無意識の独演会を防げます。 - 行動が決まらないと面談効果ゼロ。
▶︎要約して 「次にやること」 を1行で書き、次回確認を宣言すると実行率が劇的に上がります。


今日から実践!1on1導入ロードマップ





面談を始めたいけれど、何から手を付ければいいのかわかりません。



まずは4 週間で「試す→直す→定着させる」 流れを作れば OK です。
ここでは迷わず動けるよう、やることを週ごとにかんたんにまとめました。
週 | やること | ポイント | ねらい |
---|---|---|---|
1 週目「目的を宣言する」 | – チーム全員に「1on1 はサポートと成長のため」とハッキリ伝える。 – 使う メモ用シート と 質問リスト を配り、その場で 3 分だけ使い方を見せる。 | 手順を最初に示すと、みんなが安心して協力しやすい。 | 意図を共有し、スタート時の戸惑いをなくす。 |
2 週目 「お試しでやってみる」 | – 代表の 2〜3 名と 15 分 だけ 1on1 を実施。 – 終わったら「話しやすかった?」「時間はちょうどよかった?」の 2 問だけ簡単アンケート。 | “小さく始める” と、問題点を早く見つけられる。 | フィードバックを得て、ムダや不足を洗い出す。 |
3 週目 「全員で実施」 | – アンケート結果を見て、質問数やシート内容を微調整。 – 全メンバーと 1on1 を行い、終わったシートは共有ドライブに保存。 | すぐに直して全員で使うと、改善サイクルが回る。 | 本番導入でも混乱が少なく、定着が早い。 |
4 週目 「仕組み化する」 | – カレンダーで隔週の繰り返し予定を作成し、3 日前にリマインドが届くよう設定。 – 自動通知で「うっかり忘れ」を防止。 | 仕組みで回せば、続けるコストがほぼゼロ。 | 面談を習慣にし、長く続けられるようにする。 |


これだけ覚えよう!
- まず宣言:目的とツールを示して安心感をつくる。
- 小さく試す:代表メンバーでお試し → 問題点をチェック。
- すぐ改善して全員へ:フィードバックを反映し全体導入。
- 自動で回す:カレンダー設定で “やり忘れ” をゼロに。



この 4 ステップで、1on1 は「面倒なイベント」から「成長を後押しする日常習慣」へ変わるはず。
チーム全員で試してみてね!


まとめ:明日からできる“15分1on1”への一歩


今回の記事では「準備ゼロでも成果が出る15分1on1」の始め方と続け方を、道具・質問・時間配分・定着ステップに分けてご紹介しました。
これを踏まえ、明日から動けるポイントをもう一度ギュッと整理します。
- 準備ゼロでもOK
議事録シートをワンクリックでコピーし、部下に前日アジェンダを任せれば “5分前チェック” で即スタート。 - 質問は3ブロック×3問だけ
振り返り・モチベーション・将来設計の10問リストから3問選ぶだけで、15分でも深掘り対話が叶う。 - 3-3-3フレームで時間超過ナシ
3分準備 → 3問質問 → 3分要約。必ず「次の行動」を決めて面談を行動につなげる。 - 4週ロードマップで定着
①目的宣言 → ②お試し実践 → ③全員実施 → ④リマインダー自動化
小さく試して仕組みで回すと続く。 - 「ありがち失敗」は4ツールで回避
タイマー・質問カード・傾聴宣言・1行要約があれば、雑談化・相談化・独演会・行動不明の落とし穴を防げる。



1on1は「話して終わり」ではなく、「話して動き出す」仕組み。
あなたのチームも、今日から変わり始めますよ!
↓会話力をさらに磨きたい方へ


↓ 信頼関係づくりの具体策


↓離職防止を視野に入れるなら






コメント