「指示しても部下が動かない」
「人間関係がギクシャクする」
「リーダーとして正しい振る舞いがわからない」
初めてリーダーを任された女性が直面する悩みは多くあります。
女性リーダーの悩みに光を差してくれるおすすめ本が『新 コーチングが人を活かす』。

一方的に教えるのではなく、“問いを通じて可能性を引き出す”という新しいリーダー像を示してくれる一冊です。
この記事を読み終えたとき、あなたは「答えを教えるリーダー」から「問いで可能性を引き出すリーダー」へと一歩近づいているはずです。
\ こんにちは ユリです /


- 元・リーダー職で300名以上の後輩育成を経験
- クレーム多発の現場を“ゼロ”に改善した元マネージャー
- 今は整体院スタッフとして現場サポート中
- 女性リーダーの不安に寄り添うブログを運営中
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『新 コーチングが人を活かす』とは?


『新 コーチングが人を活かす』は、リーダーが「答えを教える人」ではなく、「問いを一緒に探す人」にアップデートすることを提案しています。
例えば、以下のような悩みに具体的な解決のヒントをくれるのが特徴です。
- 部下が自分から動かないと悩むとき → 「指示待ち部下」が動く!リーダーの育成術
- チーム内の人間関係に不安を感じるとき → 部下との距離感の悩みを解決する5ステップ
- リーダーとしてどう振る舞うべきか迷うとき → 部下が本気で『ついていきたい』と思うリーダー、3つの鉄則
本の要点:答えを教えるより「問いを共有する」


本書が強調するのは、リーダーがすべての答えを持つ必要はない、ということ。
むしろ 「どう思う?」「何が障害になっている?」と問いを投げかけ、一緒に探す姿勢こそが部下を育てる のです。
コーチングの核心は、相手の発見を促すことにあります。
例えば、部下が「この仕事、どう進めればいいですか?」と聞いてきたとき—
「じゃあ、こうしてみなさい」(答えを押し付ける)
→「どこで止まったと思う?」「自分ならどう工夫できそう?」(考えを引き出す)
このアプローチの違いが、部下の主体性と成長意欲を大きく変えていきます。
対話を通じて、部下自身が内側に眠る答えに気づけるように支援し、その過程が、主体的に動けるメンバーと、自律するチームを育てる。
女性リーダーに役立つ3つの学び


本書では、すぐに実践できる「問いかけのコツ」が紹介されています。
ここでは私が特に心に残った3つをまとめます。
1. 一方的な指示から「質問」へ|『なぜ』を『何?』に変えるだけ


つい「なぜできなかったの?」と聞きがちですが、これは責められていると感じさせます。
代わりに「何が障害になった?」と聞くことで、部下は安心して本音を話せます。
- 部下が指示待ちで、自分から考えて動かない
- 言われたことしかやらない
- 指示しても成果につながらず、なぜか空回りしている
「なぜ?」ではなく「何?」を使い、問いかけで相手の主体性を引き出す。
- 「なぜ書類を出さなかった?」 → 「どの段階で止まってしまった?」
- 「なんで売上が伸びないの?」 → 「どんな点が一番ネックになっていると思う?」
「何」という質問にすることで、相手は感情的にならず、問題の客観的な原因や外部的な要因(障害)について考えやすくなる。
これにより、部下は「自分のせいだ」と身構えることなく、建設的に課題に向き合えるようになる。
「質問」=部下の主体性を引き出す
2. 信頼関係を構く習慣|本音を話してもらえるリーダーになる


コーチングの土台は信頼関係。
本書でも「日常の声かけ」や「正直な気持ちの共有」が大切と書かれています。
- 部下が本音を話してくれない
- チームの雰囲気がぎこちなく、距離を感じる
- リーダーとしてどう接すればいいのか不安
→ 日常の小さな声かけや、正直な気持ちの共有、相手のタイプに合わせた対応で「信頼関係」を築く。
→ 信頼があるからこそ、部下は安心して行動し、本音を出せるようになる。
- 「昨日の件どうだった?」と短く声をかける
- 「実は私も不安があるけど、一緒に乗り越えたい」と本音を共有する
- 慎重タイプには「準備にどれくらい時間が必要?」
- 即行動タイプには「まず小さく試してみよう」
部下が「この人には安心して話せる」と感じ、本音を打ち明けやすくなる
チーム全体の雰囲気がやわらぎ、心理的安全性が高まる
リーダーへの信頼が積み上がり、主体的に行動するメンバーが増える
「信頼」=安心して本音を話せる環境をつくる
3. 行動を継続させるサポート|小さな承認がやる気を長続きさせる


行動は「始める」より「続ける」ことが難しい、と本書でも指摘されています。
リーダーは 小さな承認やシンプルなスローガン、信頼を込めた一言 で継続を支えます。
- 部下が最初は動くが、やる気が続かない
- 目標は立てても、途中で挫折してしまう
- 最後までやり切る力をどうつけさせればいいのかわからない
→ 小さな行動を承認し続ける/スローガン化で明確にする/信頼関係を前提に「一押し」する。
→ 部下が自分の意思で行動を続けられるようサポートする。
- 「昨日の発言、助かったよ」と行動を認める
- 「報連相は24時間以内」などスローガンでシンプルに
- 「これはぜひ任せたい。あなたを信じている」と真剣にリクエスト
部下が小さな成功を積み重ねて自信を育てられる
行動の基準が明確になり、迷わず継続できる
リーダーからの信頼の一言が、部下のモチベーションを長期的に支える力になる
「行動サポート」=小さな承認と仕組みで継続を支える
読んで感じたこと・実践した変化(レビュー・感想)


私自身も、最初は「全部答えを知っていないとダメ」と思い込んでいました。
でも、この本をきっかけに問いかけを意識するようになってから、あらゆる面で雰囲気が柔らかく変わっていきました。
とくに「リーダーは正しい答えを持って、部下に的確な指示を出さなきゃ」と思い込んでいる方、多いと思います。
しかし、結果的にプレッシャーが大きく、部下との会話もどこかぎこちないものに…
しかし『新 コーチングが人を活かす』を読むと、問いかけと信頼関係が意識され、以下のような変化を感じると思います。
- 「なぜ?」を「何?」に変えただけで、部下が自分から状況を説明してくれるようになる
- 小さな行動を承認する習慣で、部下のモチベーションが安定する
- 弱さや不安を正直に話すことで、チームの雰囲気が柔らかくなる



リーダーは完璧である必要はなく、「一緒に考える存在」でいい。
そう思えたことで、私自身が肩の力を抜いてリーダーシップを発揮できるようになりました。
よくある質問


- コーチングって難しくないですか?
-
最初は「なぜ?」を「何?」に変えるだけでOK。小さな一歩から始められます。
- Q. 忙しくても続けられますか?
-
1日1回の声かけや短い承認でも十分効果があります。時間がなくても取り入れやすいです。
- Q. 部下が強めの性格だと通用しませんか?
-
A. まずは「承認」から入り、事実ベースで役割を確認することで安定した関係を築けます。
まとめ:教えるより、引き出す


- 指示型から質問型へ
- 信頼関係を土台にする
- 行動を支えるサポート術
この3つをシンプルに学べる本です。
「未来を創る人を育てたい」——そんな思いを持つ新人女性リーダーに、ぜひ読んでほしい一冊。
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