
リーダーに任命されたものの、部下や上司との関係、指示や判断の重さが不安です。
どのように対応すべきか教えてください。
まるで広い海の真ん中にひとり取り残されたような孤独感。
「本当に私でいいの?」「みんなはついてきてくれるの?」「上司は何を求めてるんだろう…」
そんな思いが、あなたの心に静かに渦巻いているかもしれません。
けれど、忘れないでください。
あなたがリーダーに選ばれたのは、「できる人」だからではなく、「可能性を信じられた人」だからです。
ここでは、リーダー歴10年以上の私(ユリ)が、不安の正体と向き合いながら、リーダーとして“最初に何をすべきか”を、本音ベースでお伝えします。
リーダーに求められるのは「完璧さ」ではなく「誠実さ」。
迷いながらでも一歩踏み出すことが、信頼されるリーダーへの第一歩だと気づけます。



今感じている不安は、成長のサインでもあるのです。
4つの不安領域と具体的な解決策


リーダーに抜擢されたばかりの頃は、何が正解かわからず、あらゆることに不安を感じてしまうもの。
でも大丈夫。
多くの人が同じような悩みを経験し、乗り越えてきました。
ここでは、リーダー初心者が抱きがちな4つの不安と、それぞれの具体的な対処法をご紹介します。
- 部下との関係づくりについての不安
- 指示・判断についての不安
- 上司との関係についての不安
- 責任についての不安



一緒に不安を取り除いていきましょう!
不安1:部下との関係づくりについて
名前を覚えて、声をかけよう
リーダーとして最初にできることは、部下の名前を覚えて呼ぶことです。
できるだけ早く名前を覚え、次に会ったときに名前で呼びかけると、「自分に関心を持ってくれている」と部下は感じ、信頼関係の第一歩になります。



私は名前を覚えるのが一番苦手でした…


笑顔であいさつと感謝を伝えよう
信頼関係の土台は、毎日のちょっとしたやりとりから始まります。
「おはようございます」「ありがとう」といった言葉に、優しい笑顔を添えてみましょう。
それだけで部下は「話しかけやすい」「自分を見てくれている」と感じ、心の距離がぐっと縮まります。



最初の一歩は、シンプルだけど効果的なコミュニケーションから。
1対1の対話を大切にする
部下一人ひとりと向き合う時間を、意識的に持つようにしましょう。
たとえ数分でも、個別に話を聞くだけで「ちゃんと見てくれている」という安心感につながります。
次に話すときにその内容に触れることで、「覚えてくれていたんだ!」と信頼感がグッと深まります。



会話中に出た話題や気になるポイントはメモしておくのがおすすめ。


不安2:指示・判断について
現状把握を最優先にする
リーダーに任命されたばかりの時期は、すぐに動くよりも「まずは知ること」が大切です。
最初の1週間はチームの雰囲気やメンバーの特徴、業務の流れをじっくり観察しましょう。
焦って指示を出すよりも、部下の声に耳を傾けながら、今の職場に必要なことを見極める姿勢が信頼につながります。



はじめの1週間は「知ること」を重視していきましょうね。


指示の理由を説明する
業務を指示する際には、「なぜその仕事が必要なのか」という理由もあわせて伝えましょう。
部下が納得して動けるようになり、指示の意味を理解した上で取り組む姿勢が育まれます。
理解が不十分な様子があれば、言葉を変えるなどして丁寧に説明を重ねることが大事です。



相手の理解度もあるので、伝え方はちょっと工夫が必要かもね


考える時間を持つ
リーダーになると、すぐに答えを求められる場面が増えます。
そんな時は、「少し時間をいただけますか?」と伝えて大丈夫です。
むしろ、慌てて返答するよりも、しっかり考えてから伝える方が、信頼される対応につながります。
冷静に考える時間をとることは、リーダーとして大切な判断力を育てる一歩です。



慌てる必要はないので大丈夫ですよ!


不安3:上司との関係について
早めに上司と面談の機会を作ることが大切
リーダーに就任したばかりの時期は、不安や戸惑いが多くて当然。
そんなときに頼りになるのが、直属の上司との対話です。
できれば最初の1週間以内に面談の機会をつくり、「今チームが抱えている課題は何か」「上司が自分に期待している役割は何か」をしっかり聞いておきましょう。
面談を通じて、曖昧だった部分が明確になり、「何から始めればいいのか」が見えてきます。



スタート時点で方向性を共有できると、その後の行動に自信が持てるようになりますよ。
求められる役割を理解して、自信を持ってスタートを切る
リーダーとしての第一歩を踏み出すとき、最も大切なのは「自分に何が期待されているのか」を知ることです。
まずは上司に「今、チームにとって優先すべき課題は何ですか?」「私に特に期待していることは?」と具体的に聞いてみましょう。
そうすることで、どこに力を注げばよいのかが明確になり、不安が軽減されます。
リーダーと上司の関係は、チームを支える大きな柱になります。



信頼関係を築くことが、安定したリーダーシップの第一歩になります。
不安4:責任について
責任感に押しつぶされそうなときは、「完璧じゃなくて大丈夫」と自分に言い聞かせて
リーダーに任命された直後は、「失敗できない」「全部完璧にしなきゃ」と、責任の重さにプレッシャーを感じることが多いものです。
でも実は、最初からすべてを完璧にこなす必要はありません。今は“学びの期間”。
トライアンドエラーを通じて、自分なりのリーダーシップスタイルを少しずつ築いていく時期です。
失敗を恐れずに、一歩ずつ前に進んでいきましょう。



完璧であることよりも、「誠実であること」が信頼につながりますよ。


一人で抱え込まないで大丈夫
リーダーになると「全部自分で解決しなきゃ」と思ってしまうことがあります。
でも、すべてを一人で背負い込むと、心の負担がどんどん大きくなってしまいます。
そんなときは、先輩リーダーや信頼できる同僚に相談してみましょう。
「どう思う?」「経験ある?」と聞くだけで、新しいヒントが見つかることもあります。
リーダーに必要なのは、すべての正解を知っていることではなく、「周囲と協力して進む力」。



誰かに頼ることは弱さではなく、前に進むための大切な選択です。
リーダーに求められるのは完璧さではなく、誠実さ


リーダーに選ばれると、「完璧でなければいけない」とプレッシャーを感じてしまいがちです。
でも本当に大切なのは、すべてをこなす力よりも「誠実に向き合う姿勢」。
ここでは、不安な時期こそ意識したい “3つの心構え” をご紹介します。



自分を信じて、一歩ずつ前に進んでください。
あなたに必要な3つの心構え
1. 正直であること
完璧を装う必要はありません。
分からないことは「分かりません」と素直に伝える勇気が大切です。
失敗も隠さず認め、改善に向けて行動することで、部下からの信頼が深まります。



楽しむ気持ちを持ちましょう〜
2. 学び続ける姿勢
リーダーも成長の途中。
新しいことを学び、周囲から吸収する姿勢を持ちましょう。
「常により良くなろう」とする姿勢こそが、チームに良い影響を与えます。



焦る必要はありませんよ!
3. 人間性の尊重
成果だけを見ないこと。
部下の気持ちに寄り添い、対話を大切にする姿勢が、信頼関係を築く土台になります。
人として向き合うことで、組織に温かさが生まれます。



向き合う姿勢が何より大事!


忘れないでください
あなたは今、リーダーとしてのスタート地点に立ったばかり。
完璧である必要はありません。
不安があるのは、真剣に向き合っている証です。
失敗を恐れず、学び、挑戦しながら進んでください。



あなたなら、きっと大丈夫。応援しています!


まとめ


この記事の大事なポイントをまとめます。
挑戦し続けることで、必ず素晴らしいリーダーになれます。
不安を解消するポイント
- 部下との関係:名前を覚え、笑顔で接し、1対1の対話を大切に。
- 指示・判断:まずは現状把握し、指示の理由を明確に伝える。
- 上司との関係:早期に面談を行い、求められる役割を理解する。
- 責任への不安:完璧を求めず、周囲のサポートを活用。
リーダーに必要な心構え
- 正直さ:分からないことは素直に認める。
- 学び続ける姿勢:成長する意欲を持つ。
- 人間性の尊重:部下との信頼関係を築く。



自分を信じて、一歩ずつ前へ進んでいきましょう!
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