
リーダーになったけれど、部下にどう接すれば 「この人についていきたい」と思ってもらえるんだろう?
そんな悩みを抱える新人リーダーは少なくありません。
本記事ではリーダー歴10年以上のユリが、部下に慕われるための「超シンプルな4つの習慣」をわかりやすく解説します。
- 部下が「この人の下で働きたい」と感じるリーダー像がわかる
- 感情コントロール・成長支援・リスペクト・自己研鑽の具体的なやり方が学べる
- 明日からすぐ実践できる声かけ&行動例が手に入る



今日から真似できるコツばかりなので、ぜひ最後まで読んでくださいね!




部下に慕われるリーダーの4大特徴


日々のふるまいに安心感・成長支援・尊重・学び続ける姿勢がそろっている
ここでは、信頼されるリーダーに共通する4つの特徴を紹介します。



一緒に頑張っていきましょうね!
特徴1:いつでも冷静に対応する
部下が期待どおりに動かず、つい感情的に・・・そんな場面こそリーダーの真価が試される。



怒りをぶつけるのではなく、まず深呼吸し状況を把握しましょう。
「冷静さ」を保つための具体的な考え方と行動を3つのポイントで解説します。
ポイント1:6秒ルールでクールダウン


カッとなったら6秒だけ黙ると冷静さが戻る。
カッとなったら深呼吸しながら6秒ガマン。
怒りのピークは数秒で収まるため、失言を防げます。



「6秒ルール」は、衝動的な叱責をぐっと減らせると多くの研修で紹介されています。
アンガーマネジメントの基本とは、「怒りの感情を上手にコントロールする技術」 のこと。
怒りを無理に押さえ込んだり、爆発させたりするのではなく、適切に感じて、適切に伝える ことを目指します。
【アンガーマネジメントの基本ルール】
- 6秒ルール
怒りのピークはたった6秒!
カッとなった瞬間に6秒だけ深呼吸し、反射的に怒鳴ったり叱ったりしないようにします。 - 怒るべきこと」と「怒らなくていいこと」を見分ける
すべてにイライラするのではなく、
「これは絶対に譲れない」という場面だけにエネルギーを使います。 - 感情を言葉にして伝える
「なんでできないんだ!」ではなく、
「〇〇ができていないと、こういう問題が起きるから直してほしい」と、冷静に具体的に伝えます。
【ポイント】
怒りを感じること自体は悪いことではありません。
大切なのは、怒りに「振り回されず」「相手を傷つけず」「目的に沿った伝え方」ができること。
ポイント2:事実と気持ちを分けて考える


「何が起きたか」と「自分がどう感じたか」を紙に書き分けると頭が整理できる。
事実と感情を混ぜると「相手が悪い!」と決めつけやすく、正しい改善策を見失いがち。



客観データ→影響→次の手を示す順番が最も納得を得やすいとされています。
ポイント3:原因を一緒に考える


原因を一緒に考えるリーダーは、部下から「また相談したい人」と思われる。
責められずに改善点を話し合えれば、部下も次は自分で対策を立てて動くようになります。
実際に、叱責中心の上司より対話型の上司のもとでは離職率が低く、問題の再発も少ないという調査結果があるほどです。



怒りが出てきた時ほど、冷静に!
特徴2:ミスをフォローし、成長を後押しできる


部下が失敗したときは責めず、自分の失敗談を示しながら「次はこうしてみよう」と具体的に助言する。



私もそうだったけど、失敗した時のフォロー次第で、その後の行動が決まると言っても過言じゃないわ。
ここは重要ポイントね!
ポイント1:責める前に支える
本人がいちばん落ち込んでいる時こそ、安心感を与える。



なぜ支えるが先なんですか?



「失敗しても怒られない」と感じると、挑戦意欲や生産性が上がるからです。
怒鳴られない安心=挑戦意欲UP。



確かに…失敗しても怒られないと思うと、のびのび挑戦できるかも!
ポイント2:自分の失敗談をシェア
「私も昔やらかしたよ。次はこうしてみよう?」と具体策を提示。



自分の失敗談をシェアするメリットは何ですか?



先に自分がさらけ出すことで、部下も安心して挑戦と改善を繰り返せると思わない?
結果、それが強いチームを育てる近道でした。



大先輩でも失敗していると思うと、自分が失敗するのは当たり前と思って安心できます。
ポイント3:小さな再挑戦の機会を用意
早めのリベンジ課題で成功体験を積ませると、自信が復活する。



再挑戦をさせる時の声かけがわからないです。



「失敗は誰にでもあるよ。次は資料を一度一緒に確認しよう。」
声掛けテンプレート集
シーン | 目的 | 例フレーズ(そのまま使える一言) |
---|---|---|
① 失敗直後 | 不安を和らげる | 「まずは報告してくれてありがとう。大丈夫、一緒に整理しよう」 |
② タスク提案 | 次に向けて動き出すきっかけを示す | 「じゃあ 次の見積書(例)を簡易版で作ってみようか。期限は明日17:00、途中で一度チェックしよう」 |
③ サポート表明 | 背景で支える安心感を与える | 「進め方に迷ったらすぐ声をかけてね。」 |
④ 期待と励まし | 自信を取り戻させる | 「前回の経験があるから、今回はもっと速く仕上がるはず。楽しみにしているよ!」 |
⑤ 成功後フォロー | 成長を実感させ、次へつなぐ | 「提出ありがとう! 見出しが分かりやすくなったね。次はフォーマットを標準化してみよう」 |



ミスをして一番辛いのは部下だということを忘れないようにしようね。
特徴3:部下をちゃんと見ている


人は「自分の頑張りを見てもらえている」と感じたときにこそ、さらに力を発揮する。
リーダーが小さな変化や努力を見逃さず声をかけるだけで、部下は安心し、やる気を高めるもの。
ここでは部下をしっかり見守るコツを3つ紹介します。
◆ポイント1:その場で感謝を伝える


「ありがとう」「助かったよ」とすぐ伝えるだけで部下のやる気が続く。
部下は自分に関心を持ってくれないとモチベーションが下がります。
仕事の大小に関係なく認められると「見てもらえている」という満足感が生まれ、次も頑張ろうと思えるものです。



どんな些細なことでも「ありがとう」「頑張ってるね!」と、一言かけてあげると、やる気を上げてくれました。
◆ポイント2:成長を具体的にほめる


成長したところを具体的に言葉で示すと自信がつき、さらに成長の循環が起こる。
「頑張ってるね」より「資料のまとめ方が前回より見やすくなったね」と細かく伝えるほうが、部下は自分の伸びを実感できます。



積極的にどんどん声をかけてあげてね!
◆ポイント3:できる部下ほどケアする


仕事ができる部下にも「いつも助かっているよ」と声をかけ、負荷を調整する。
できる人ほど、どんどん仕事を任されていっぱいいっぱいになるはずです。
任せられる量が増えがちな人ほど見えない疲れを抱えやすく、一言の感謝が心の支えになります。



「いつも助かってるよ!」の一言が部下の心を軽くしますよ!
特徴4:リーダー自身も学び続ける


「自分も成長する」姿勢が、部下のやる気を引き出す
新しい事に挑戦する姿勢を見せると、後輩も『自分たちも頑張らないと!』と、前向きになります。



積極的にアピールする必要はありませんが、常に見られているという意識を持ちましょう。
ポイント1:学びを「日常会話」に混ぜる


例えば、「この本のこの部分、すごく参考になったよ」と共有
部下は「自分たちは頑張っているのに、リーダーは何しているんだ」と、同等の目線に立つことがよくあります。
「最近、こんな本を読んで、これは参考になると思ったからみんなにも伝えたくて」と共有すると、部下も刺激を受け、士気が高まり「安心して挑戦できる」 等のメリットを得られます。



たまに、部下から上から目線で言われることもしばしば…笑
ポイント2:小さなチャレンジを公言する
資格勉強などを宣言し、行動で示す。
リーダーが自ら学びを宣言し行動で示すと、部下は 「挑戦しやすい」「学びやすい」「将来像を描きやすい」 という大きなメリットを得られます。



結果としてチーム全体のスキルと士気が底上げされ、パフォーマンス向上にも直結しました。
ポイント3:アップデートを部下に還元
得た知識をチームに落とし込み、全員の成長機会に。
リーダーの学びをすぐ還元すると、部下は「早く、楽に、評価されながら成長できる」という大きなメリットを享受。つまり、アップデート共有=チーム全員のレベル上げ装置。



部下も実践後、「試してみたらこうでした!」とフィードバックを返すことで、組織全体の学びの循環が加速しました。


シーン別・即使える声かけ例20選


- 「報告してくれてありがとう。いま一緒に状況を整理しよう」
- 「大丈夫、失敗は誰でもあるよ。ここから学べば次はもっと良くなるよ」
- 「焦らなくていいよ。原因を一緒に見つけよう」
- 「どんな手順で進めたか、順番に教えてもらえる?」
- 「いま感じている不安やモヤモヤも聞かせてほしいな」
- 「次はここを変えてみよう。サポートするから一緒にやってみようか」
- 「まずは小さい範囲で試そう。うまくいったら広げよう」
- 「おかげで作業がスムーズに進んだよ。ありがとう!」
- 「前回より資料が見やすくなったね。この調子!」
- 「さっきの提案、とても分かりやすかった。助かったよ」
- 「数字の根拠まで説明できていたところが良かったね」
- 「ヒアリングシートの質問が前より深くなっていて、相手も話しやすそうだったよ」
- 「いつも助かってるよ。最近タスクが増えているけど、負担になっていない?」
- 「もし手いっぱいなら遠慮なく言ってね。優先順位を一緒に整理しよう」
- 「この企画がうまくいけば、〇〇さんの強みがさらに活きると思うんだ」
- 「今の経験はきっと次のステップで武器になるよ」
- 「昨日のセミナーで“会議を5分短縮する質問リスト”を学んだよ。試してみよう!」
- 「この本のP.42の図が分かりやすかったから、後でシェアするね」
- 「私も来月までにプレゼンの勉強会に参加してスキルアップするつもり。一緒にやってみない?」
- 「今回の改善で成果が出たね! 次はこの部分を標準化して、チーム全体で使おう」



ぜひ、使ってみてね。
まとめ


部下に慕われるリーダーになるために、決して難しいことはありません。
- 部下がミスしたら6秒深呼吸で冷静になり、事実と感情を紙に分けて一緒に原因を探ると、叱責を避けつつ信頼を築き、問題再発を防ぎ、チームの雰囲気も良くなる。
- 失敗を責めず体験談を示し、24時間以内に小さな再挑戦課題を渡すと部下は自信を回復し挑戦を継続、成功体験が成長エンジンとなり離職防止にも効果大と報告あり。
- 努力を即「助かったよ」と具体的に称賛し、資料改善など成長点を細かく言語化すると部下は見守られている安心からやる気と定着率が大幅向上し、優秀層の離職防止にも効く。
- 資格勉強や新ツール習得を宣言し進捗とコツを共有すれば、部下は無料で最新スキルを得て挑戦意欲が刺激され、チームの成長エンジンが加速し生産性と評価が同時に高まる好循環が生む。
- 朝の挨拶に学びを一文添えたり#今日の学びを投稿するだけで質問しやすい空気と高速な情報共有が生まれ、会議短縮やアイデア増など即効の業務改善を呼び込み心理的安全性向上と離職率低下の報告多数。



あなたのリーダーシップの成長を心より応援しています!
↓部下の育てかたがわからない方へ


↓部下の本音を聞き出したい方へ
コメント