リーダーのためのコーチング入門|部下の力を引き出す6つの秘訣

🔰リーダー里美さん

リーダーとして、チームの活躍を応援したいのですが、どう動いていいのかわからないです。

リーダーとして、「メンバーにもっと活躍してほしい」「チーム全体の力を底上げしたい」と思うことはありませんか?

でも実際には、

  • 部下がなかなか主体的に動かない
  • 指示ばかりになってしまう
  • 成長をどうサポートしたらいいのかわからない

こんな悩みに直面することも多いものです。

そこでおすすめなのが 「コーチング」 という関わり方。

この記事を読んでわかること
  • 部下が自分で考え、動けるようになる関わり方
  • 指示より「問いかけ」で伸ばすコツ
  • 信頼されるリーダーになる6つの秘訣
ユリ

コーチングと聞くと「専門スキルが必要そう」「時間がかかりそう」と思うかもしれませんが、リーダーの日常の会話に少し取り入れるだけで大きな変化を生みますよ。

この記事を書いた人【ユリ】

\ こんにちは ユリです /

  • 元・リーダー職で300名以上の後輩育成を経験
  • クレーム多発の現場を“ゼロ”に改善した元マネージャー
  • 今は整体院スタッフとして現場サポート中
  • 女性リーダーの不安に寄り添うブログを運営中
  • ユリのプロフィールページはこちら

\関連記事まとめはこちら/

目次

コーチングとは?

🔰リーダー里美さん

コーチングって何ですか?

ユリ

メンバーの力を引き出し、主体的に考え、行動できるようにサポートする関わり方のことを言います。

従来の指導は「こうしなさい」と教える形が多いですが、コーチングでは「どう思う?」「他に方法はある?」と問いかけて、本人の中にある答えを引き出します。

ちょっとした言い方のアプローチが、部下の成長を支える近道となります。

部下の力を引き出す6つの秘訣

ここでは、部下の可能性を引き出す関わり方の具体的なポイントを6つお伝えします。

1. 部下の考えを引き出す問いかけ

部下が「どうしたらいいですか?」と聞いてきたとき、すぐに答えを言うのではなく、まずは問いかけてみる。

  • 「これまでに似たような経験はあった?」
  • 「もし◯◯さんならどう工夫する?」
ユリ

相手の考えを尊重して聞き出すことで、主体性と信頼関係が育ちます。

関連記事:信頼されるリーダーの会話術

2. 部下を伸ばす具体的なフィードバック

「頑張って」「ここがダメ」という漠然とした言葉は成長を止める。

悪い例:「レポート、ひどいね」

良い例:「全体的にいい!特にこの部分にデータを加えるともっと説得力が出るよ」

ユリ

具体的なフィードバックは、部下に「次に何をすればいいか」を明確に示します。

3. 部下との信頼関係を築く

コーチングの土台は信頼です。
普段の小さな声かけが信頼を積み上げます。

  • 「ありがとう」
  • 「助かったよ」
  • 「◯◯さんの工夫が効いてるね」

関連記事:部下が本気でついていきたいと思うリーダーの3つの鉄則

4. 部下の失敗を責めない

ミスを責めるのではなく、原因を一緒に探し、改善策を考える姿勢が大切。

悪い例:「またミス?いい加減にして」

良い例:「どこに原因があった?次はどう防げるかな?」

ユリ

失敗を受け入れてもらえる環境が、挑戦する勇気を育てます

▶関連記事:チームが停滞したときの打開策

5. 部下の強みを活かす

部下の得意分野を見極め、それを活かす仕事を任せると、やる気と成果が高まる。

悪い例:「誰でもできるからやって」

良い例:「◯◯さんのデザインセンスを活かせそうだからお願い!」

ユリ

「自分は必要とされている」と感じると、部下は自発的に動くようになりました。

6. 部下の未来やキャリアを考える

目先の成果だけでなく、キャリアや将来を一緒に考えることで、部下のモチベーションはさらに高まる。

  • 「この経験は今後のキャリアにも役立つよ」
  • 「5年後、どんな姿を目指したい?」

▶ 関連記事:部下との距離感の悩みを解決する5ステップ

コーチングの関わり方

メンバーが「この仕事、どう進めればいいですか?」と聞いてきたとき、すぐに「こうやればいいよ!」と答えたくなりますよね。

よくある場面

部下

もっと上手くなりたいんだけど…

従来の指導

ベテランリーダー

「じゃあ、こうしてみなさい」
「私のやり方を見習いなさい」

ここでグッとこらえて、以下のように切り替えて聞いてみましょう。

コーチング

ベテランリーダー

「どんなふうに上手くなりたいの?」
「自分なりのアイデアはある?」


答えを教えるのではなく、部下が自分で答えを見つけられるように、そっと寄り添いながら導いていくんです。

以下のような話し方を意識するだけで、部下やメンバー自身が考える力を大切にし、自分なりの答えを見つけられるようになります。

  • あなたはどう進めようと思いますか?」
  • 「これまでの経験で、似たようなことをやったことはありますか?」
  • 「もし◯◯さんがこの仕事をするなら、どのような工夫しますか?」

大切なのは、押しつけではなく、その人の中にある力を、優しく引き出していくこと

ユリ

まずは練習として、部下との会話で、「教える」より「聴く」ことを少し意識してみましょう!

コーチングを成功させる秘訣

🔰リーダー里美さん

コーチングで重要なことって何ですか?

ユリ

「どこを目指すのか?」という方向性を明確に持つことよ。

コーチングを成功させる秘訣は、まず明確なゴール設定から始まります。

「この先どうなりたいのか」という具体的な目標を持つことで、自然と前向きな気持ちが生まれ、成長への意欲が高まります。

そのためには、自分が実現したい未来をはっきりとイメージすることが大切

ぼんやりとした「なんとなく」ではなく、目指したい姿を具体的な言葉で表現し、コーチと共有することで、進むべき方向が明確になります。

  • 目標が明確な人ほど、変化を受け入れやすい
  • リーダーだけでなく、メンバー自身が「自分の目標」として意識することが大事
  • 本気で信じられるゴールがあれば、モチベーションは自然と続く

これにより、コーチングの効果も実感しやすくなり、着実な成長への第一歩を踏み出すことができます。

上司と部下のコーチの違い — 悪い例と良い例を比較!

ユリ

最後に「悪い例」と「良い例」を女性同士の会話形式で比較して、どんな違いがあるのかを具体的に見てみましょう。

目標設定編

悪い例良い例

上司:「今期の売上目標は達成しなきゃダメよ。」

部下:「えっ…でも、具体的にどうすればいいんでしょう?」

上司:「そこは自分で考えて。」
上司:「今期の売上目標は○○万円ね。ちょっと高めだけど、どうやったら達成できそう?」

部下:「SNSの活用を増やせば、反応が良くなるかも…?」

上司:「いいわね!じゃあ、どの投稿を強化するか、一緒に考えましょう。」

部下の意見を聞く姿勢編

悪い例良い例
部下:「この企画、こういう方向に変えたらどうでしょうか?」

上司:「えー、前例がないし、やらなくていいんじゃない?」
部下:「この企画、こういう方向に変えたらどうでしょう?」

上司:「面白いわね!リスクがあるかもしれないけど、何か対策できそう?」

部下:「はい!この方法ならうまくいくと思います。」

上司:「いいわね。試してみましょう!」

モチベーションの向上編

悪い例良い例
上司:「これくらいできて当然よ。」

部下:「……。」
上司:「この案件、すごく助かったわ!とくにこの部分、すごく良かった。」

部下:「ありがとうございます!自信がつきました。」

上司:「これからも期待してるわ!」

スキル向上のサポート編

悪い例良い例
 部下:「もっとプレゼンが上手くなりたいのですが…。」

上司:「うーん、場数を踏むしかないんじゃない?」
部下:「もっとプレゼンが上手くなりたいのですが…。」

上司:「いい心構えね! 今度の会議で練習してみる? フィードバックするわ。」

ミスの対応編

悪い例良い例
 上司:「またミス? いい加減にしてよ。」

部下:「すみません…。」
上司:「ミスがあったみたいね。何が原因だったと思う?」

部下:「確認不足でした…。次は気をつけます。」

上司:「どうしたら防げるか、一緒に考えましょう。」

プレッシャーのかけ方編

悪い例良い例
 上司:「これ、絶対ミスしないでね!失敗したら大変だよ!」

部下:「プレッシャーがすごい…。」
上司:「これ、大事な仕事だけど、しっかり準備すれば大丈夫。サポートするから安心してね。」


部下の強みを活かす編

悪い例良い例
 上司:「誰でもできる仕事だけど、やっておいて。」

部下:「…はい。」
上司:「○○さんのデザインセンスを活かせそうな仕事があるんだけど、お願いできる?」

部下:「嬉しいです!頑張ります!」


成果に対する評価編

悪い例良い例
  部下:「今回のプロジェクト、成功しました!」

上司:「ふーん、まぁよかったんじゃない?」
部下:「今回のプロジェクト、成功しました!」

上司:「すごいじゃない!とくに○○の部分がよかったわ。お疲れ様!」

退職やキャリアの相談編

悪い例良い例
 部下:「今後のキャリアについて悩んでいて…。」

上司:「辞めたいなら勝手にしなよ。」
部下:「今後のキャリアについて悩んでいて…。」

上司:「そうなのね。何に悩んでるの?話してみない?」


悪い例では、一方的な指示や批判が目立ち、良い例では、後輩の意見を尊重し、成長をサポートする姿勢が見られます。

こうすることで、後輩は自信を持ち、前向きに仕事に取り組むようになります

ユリ

伝え方を少し変えるだけで、相手の受け取り方や行動が大きく変わります。

まとめ:コーチングでチームを強くする

コーチングって、ただ教えることじゃなくて、相手の成長をサポートすることです。

「こうしなさい」って指示するよりも、「どう思う?」って聞いて、一緒に考えるほうが、相手も前向きになれます。

大切なのは、6つのポイント。

  • 相手の考えを大事にする
    「こうしろ」じゃなくて、「どうしたらいいと思う?」と聞いてみると、自分で考える力が育ちます。
  • フィードバックは具体的に
    「これダメ」じゃなくて、「ここをこうすればもっと良くなるよ!」って伝えると、次に何をすればいいのかが分かりやすくなります。
  • 信頼関係を築く
    普段から「ありがとう」とか「助かったよ!」って言葉をかけていると、アドバイスも素直に受け入れてもらいやすくなりますよ。
  • 失敗を責めない
    ミスをしたときは、「なんで?」って責めるより、「次はどうしたらうまくいくかな?」って一緒に考えると、成長のチャンスになります。
  • 強みを活かしてあげる
    「誰でもできる仕事だからやって」じゃなくて、「○○さんのセンスが活かせそうだからお願い!」と言われたほうが、やる気が出ますよね。
  • 未来のことも考えてあげる
    「この仕事、今後のキャリアにもつながるよ」って伝えてあげると、ただの仕事じゃなくて、自分の成長の一部だと感じてもらえます。
ユリ

ぜひ今日から「どうしたらもっと良くなるかな?」と一緒に考えて、応援してあげてくださいね。

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この記事を書いた人

ユリ❤︎リーダー育成&成長サポート
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組織改革のプロフェッショナル。
クレームの多かった部署を僅か2年でクレームゼロに改善し、約300名を統率した実績を持つ。
わずか3ヶ月で組織を変革した経験から、実践的なリーダーシップとマネジメント術を体系化。

リーダーの成長と健康を両立させるため、シンプルかつ継続可能な自己管理術を追求。

・ 部下から信頼されるリーダーシップ術
・ 組織を成長させる戦略的マネジメント
・ 健康×美容を実現するセルフマネジメント

「リーダーとして成長しながら、無理なく自分らしく働く」をモットーに、実践的な情報を発信しています♬.

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