
リーダーに任命されたけれど、自分が本当に向いているのか不安です。
どう動けばいいのかもわからず、戸惑っています。そんな私に、何か具体的なヒントはあるのでしょうか?
「自分はリーダーに向いているのか?」を知りたい方へ向けて、リーダー歴10年以上の私(ユリ)が、リーダーに向いている人の特徴や考え方を本音ベースでお伝えします。
この記事では、自分がリーダーに向いているかどうかを自己診断しながら、不安を乗り越えて一歩踏み出すためのヒントと考え方がわかります。



何より、不安を取り除くことが精神衛生上、一番ベストです!
そもそも「リーダーに向いている」ってどんな人?


「自分にリーダーなんて無理かも…」そんな風に感じたことはありませんか?
リーダーに“完璧さ”や“カリスマ性”は必須ではありません。
ここでは、誤解されやすいリーダー像と、実際に向いている人の特徴を比べながら、“向き不向き”の本質に迫ります。
1:よくある“勘違い”リーダー像
多くの人が「リーダーは強くて決断力がある人」と誤解しがち。
世間で語られるリーダー像は、いわゆる“トップに立つ強い人”というイメージが多いからです。
たとえば「部下を引っ張る力」や「即断即決できる人」といったワードが求人要件に多く使われていますが、これがすべてではありません。



実際、リーダーに対しての偏見や勘違いは多いです。
難しく考えすぎ!
2:実際は「静かなタイプ」も多く活躍している
実際の現場では、目立たないけれど信頼される“聞き役タイプ”のリーダーも数多く活躍中。
チームで成果を出すには、一方的に指示するよりも、周囲と丁寧に関係を築くことが重要です。
最近注目されている「共感型リーダー」や「サーバント型リーダー」は、まさにそうしたスタイルを肯定しています。



リーダーにはいろいろなスタイルがあっていいんです。




3:「向いているか」の答えは一つじゃない
リーダーに向いているかどうかは、あなたの「人柄」や「姿勢」によって、いくらでも変わる。
リーダー像は一つではなく、時代や職場によって求められる資質も異なります。
「私には向いていない」と感じていた人が、環境やきっかけで大きく成長する事例は少なくありません。



リーダー像も十人十色ですよ!
まずチェック!リーダー向きの人に共通する7つの特徴


「リーダーに向いてるかどうか、誰か教えてくれたらいいのに…」そんな気持ちになること、ありますよね。
ここでは、リーダーとして活躍している人たちに共通する“7つの特徴”をご紹介します。



当てはまるものがあれば、それはあなたの中に眠っている“リーダー資質”かもしれませんよ。
特徴1:人の話をよく聞ける
部下の声に耳を傾けられる人は、リーダーに向いている。
メンバーが安心して話せることで、信頼関係が築かれ、チームの空気がよくなります。
実際に成果を出しているチームでは、「話を聞いてくれる上司」が高く評価される傾向があります。



耳を傾けられる人は、柔軟性があり、リーダーとても向いてます。


特徴2:一人で抱え込まず、周囲に頼れる
うまく人を頼れる人は、責任感と柔軟性のバランスが取れたリーダーになれる。
すべてを一人で抱えるとパンクしやすく、チーム運営がうまく回らなくなるからです。
「協力して解決する力」は、現代のマネジメントで重視されるスキルのひとつです。



一人では限界がありますが、メンバーがいたからこそ乗り越えられました。
特徴3:失敗を学びに変えられる
失敗しても前向きに立ち上がれる人は、チームに希望を与える存在になれる。
リーダーが失敗を受け入れ、そこから学ぶ姿を見せると、部下も安心してチャレンジできます。
※Google社の調査でも「心理的安全性」は高パフォーマンスチームの共通要素とされています。



私は失敗だらけでしたが、その分成長もできました。
※Google が実施した「Project Aristotle」という社内研究で得られた結論。
Google は180チーム以上を調べて「成果の高いチームに共通する条件は何か?」を分析しました。
その結果、スキルや経験よりもまず 心理的安全性(チームの誰もが「自分の意見を言っても責められない」「失敗を認めても大丈夫」と感じられる安心感)が最重要であると確認できたそうです。
要するに、「メンバーが安心して発言・質問・失敗できる空気」が整っていないと、どんな優秀な人材が集まっていても本来の力を発揮できず、チームの成果は伸びにくい――これを示したのが Project Aristotle の報告です。
特徴4:周りに気を配れる
チーム全体の様子を見ながら声をかけられる人は、自然とリーダーとして頼られるようになる。
小さな変化や不調に気づける人は、チームのトラブルを未然に防げます。
メンタル不調の早期発見は、生産性や人間関係維持にも直結する要素です。



小さな変化を気付ける人はリーダーとしての天性です。


特徴5:自分なりの価値観や判断軸を持っている
ブレない考えを持っている人は、チームの方向性を示す力がある。
判断のたびに迷い続けるより、「この人ならついていこう」と思われる基準があることが大事です。
自分軸のある人は「信頼される上司」ランキングでも上位に入りやすい傾向があります。



昨日と今日、言ってることが違うという人いますね…
特徴6:感情の起伏が激しすぎない
安定した態度で接することができる人は、安心して頼られるリーダーになる。
怒ったり落ち込んだりが激しいと、部下が必要以上に気を使ってしまうからです。
「安定感のある上司」は、部下のストレスを軽減するという調査結果も出ています。



感情が日替わりのリーダーには、私自信、ついていけなかったです。
特徴7:完璧主義ではなく「やってみよう」が言える
まずは一歩踏み出せる柔軟性がある人は、リーダーに向いている。
チームは常に正解のない中で進むものだから、「まずやってみる」姿勢が必要になります。
スタートアップや変化の激しい現場では、“行動力”が成果を左右することが多いです。





あなたの背中を見て、部下は成長しますよ。
チェックリストで診断!あなたはリーダー向き?


「まだ自信が持てない…」「特徴には少し当てはまるけど、やっぱり不安」そんなあなたのために、簡単な自己診断チェックを用意しました。
YES/NOで答えるだけで、あなたの中にあるリーダー資質や、今後の成長ポイントが見えてきます。



自分らしいリーダー像を見つけるヒントにしてみてくださいね。
◆簡単10問!YES/NOでわかる「あなたのリーダータイプ」
簡単な質問に答えることで、リーダーに向いている要素があるかを自己確認できます。
言葉で読むだけではイメージがしづらくても、チェック形式なら客観的に見つめ直せますよね。



診断形式のコンテンツは、自分の行動傾向や強みに気づくきっかけとして人気のある手法です。
▼診断チェックリスト(YES/NOで回答)
- 人の話を最後まで聞くのが得意だと思う
- 「ありがとう」や「ごめんね」が素直に言える
- 他人の意見を取り入れるのが苦じゃない
- トラブルが起きても、すぐには怒らないようにしている
- 人に仕事を任せるのが比較的うまくできる
- 指示よりも「一緒に考える」方が好きだ
- 自分より相手の気持ちを考えることが多い
- ミスをしたときに「次どうするか」を考えるタイプ
- 一人で頑張るより、チームで動く方が好きだ
- 新しいことにも「まずはやってみよう」と思える
◆結果を見てみよう!あなたの中の“リーダー資質”
YESの数が多いほど、あなたの中に「共感型リーダー」の素質がある可能性が高いです。



共感型リーダーとは
「メンバーの気持ちを理解し、その上で行動や意思決定をするリーダー」です。
指示を出す前に “相手が今どう感じているか” を想像し、言葉や態度に反映させられるリーダーです。
共感型リーダーについて詳しく知りたい方はこちら
1. なぜ大事?
チームの離職率が下がる
心理的に安全な環境ができるため、人が辞めにくくなります。
本音を引き出せる
「わかってくれている」と感じると、部下は失敗や悩みを隠さず話しやすくなります。
やる気が続く
自分の気持ちを理解してくれる上司のためなら「もう少し頑張ろう」と思いやすいからです。
具体的に何をしている?
場面 | 共感型リーダーのひと言・行動 |
---|---|
ミスが起きた | 「まず状況を教えて。怖かったよね」→ 事実確認より先に気持ちを受け止める |
仕事をお願い | 「あなたの得意な資料作成を活かしたい。どう?」→ 相手の強みと気持ちをセットで伝える |
意見が割れた | 反対意見を最後まで聞き「その視点は大事だね」と要点を復唱してから自分の案を示す |
3. 共感力を高める簡単トレーニング
- 相手の言葉を1回“鏡”にして返す
例)「納期が短くて不安です」→「納期が短いのが心配なんだね」 - 5W1Hの“Why”をもう1回
「なぜそう思う?」を急がず追加で尋ねると本音が出やすい。 - メールの前に3秒間 “自分が受け取る側” を想像
トーンが強すぎないかチェック。
4. 注意点
- 共感 ≠ 甘やかし
気持ちを受け止めても課題ははっきり伝える。 - 時間を取りすぎない
共感の言葉は “短く・具体的に” が鉄則。
今の時代に求められるのは、“引っ張る強さ”より“支える力”だからです。
部下を動かすのは、命令よりも信頼と共感。
近年のリーダーシップ論でも、「聞く力」や「寄り添う姿勢」が評価されています。
▼目安(あくまで参考として)
- YESが8〜10個:すでにリーダーの素質あり!ぜひ自信を持って。
- YESが4〜7個:今は半分程度でも、伸びしろたっぷり。日々の経験で磨かれます。
- YESが0〜3個:焦らなくてOK。まずは「聴く」「認める」から始めましょう。



リーダーに“向いているかどうか”は、始めるうえでの絶対条件ではありませんよ。


「向いてない」と思ってる人こそ、実はリーダーに向いている理由


「自分にはリーダーなんて無理」と思っているあなたへ。
実は、そう感じている人ほど、チームに信頼される“共感型リーダー”として活躍できる可能性が高いのです。
ここでは、「向いてない」と思っていた人が、なぜ実は向いているのか、その理由3つをわかりやすくご紹介します。



「向いてない」と思う人ほど、向いてるものです。
理由1:不安がある人は“共感型リーダー”になれる
「向いてないかも」と不安に思える人ほど、部下の気持ちを想像できる“共感型リーダー”になりやすい。
自信がありすぎる人よりも、「どう思われるかな」と考えられる人のほうが、相手に配慮した関わり方ができるからです。
最近注目される「共感力のあるリーダー」は、従来型よりもメンバーの信頼を集めやすく、心理的安全性の高いチームをつくると評価されています。



共感力・柔軟性・誠実さといった特性は、今最も求められる“新しいリーダー像”の土台です。


理由2:「できない」が言える人は信頼されやすい
弱さを隠さずに「わからない」と言えるリーダーは、実は部下からの信頼を得やすいタイプ。
完璧を装うよりも、正直でいることで部下が安心し、自然と本音を引き出せる関係が築けるからです。
多くの組織で「親しみやすさ」「正直さ」は信頼の要素とされており、弱さを共有できるリーダーが結果的に長く支持されています。



実際に多くのリーダーたちは、最初から自信満々だったわけではなく、「やってみて学んだ」経験の積み重ねです。
理由3:「向いてない」と思える人は、学び続ける力がある
自分に足りないことを認識できている人は、常に学ぼうとする姿勢を持っている点でリーダーに向いてる。
経験が浅くても、学ぶ意欲がある人のほうが、現場でどんどん成長していくからです。
実際に多くのリーダーが「最初は自信がなかった」と語っており、完璧さよりも“伸びる力”が重要だと証明されています。





自分に自信がない人ほど、部下に寄り添えたり、謙虚に学んだりする素質があります。
リーダーに向いてるかどうかより、大切なこと


「自分に向いてるかどうか、そればかり考えてしまう…」という方も多いはず。
でも実は、“向いているかどうか”よりもずっと大切なことがあります。
ここでは、リーダーに必要なのは「資質」だけではないという視点から、今すぐできる行動や心の持ち方を3つお伝えします。



あなたの中にある“可能性”を信じて大丈夫です!
1:「今のあなた」でリーダーを始めていい
特別なスキルや経験がなくても、今のあなたのままでリーダーを始めて大丈夫。
リーダーシップは「完璧な状態」から始めるものではなく、「経験を重ねながら」育っていくものだからです。
実際に多くの人が、最初は戸惑いや不安を抱えながらも、現場での経験を通してリーダーとしての力を身につけています。





まだ見えていないだけで、あなたの中にはリーダーとしての可能性がたくさん眠っていますよ。
2:「成長していく姿勢」が、チームの力になる
自分自身が成長しようとする姿勢こそが、チームに良い影響を与える大きな力になる。
リーダーが「一緒に学ぶ」「挑戦する」姿を見せることで、部下も自然と前向きになります。
一方的に指示を出すより、共に学び、悩みながら進むリーダーの方が信頼されやすく、組織の雰囲気もよくなるというデータがあります。



小さな行動の積み重ねが、いつの間にか「チームを動かす人」へと変わっていきます。
3:「完璧じゃなくていい」が、自分もチームも楽にする
「リーダーはこうあるべき」と思い込みすぎると、自分も部下も苦しくなる。
プレッシャーを感じすぎると、うまくいかないことへの自己否定につながりやすくなります。
「できないことを認める勇気」「助けを求められる柔軟さ」が、今の時代に求められるリーダー像です。





“等身大のあなた”が、部下にとって一番信頼できる存在になります。
FAQ
ここでは、自分がリーダーに向いているかどうかに対して、よくある質問と回答をご紹介します。
- リーダー経験がない私でも、本当にやっていけるのでしょうか?
-
はい、大丈夫です。リーダーは「完璧な人」がなるものではなく、「学びながら成長できる人」が向いています。経験がないことは不安材料ではなく、成長の伸びしろだと考えてください。
- リーダーに向いていない人って、具体的にどんな人ですか?
-
「向いていない」と感じる人でも、やり方次第で大きく変わることが多いです。唯一気をつけたいのは、まったく周囲に関心がない、自分の意見だけを押し通そうとするタイプかもしれません。
- 自己診断の結果が悪くてもリーダーになれますか?
-
もちろんです。診断結果は「今の状態」を示すだけで、リーダーとしての資質がないわけではありません。これからの行動次第で、いくらでも自信とスキルは身につきます。
- もし失敗したら、チームに迷惑をかけないか心配です。
-
誰もが最初は失敗します。でもその経験こそが、リーダーとしての厚みになります。大切なのは、失敗のあとにどう動くか。仲間と一緒に乗り越えることで、信頼はむしろ深まります。
- 信がないままリーダーになってもいいのでしょうか?
-
自信がなくてもリーダーにはなれます。むしろその不安があるからこそ、部下の気持ちに寄り添える「共感型リーダー」になれる可能性が高いのです。
- 自分が向いてるかどうか、どのタイミングで気づけますか?
-
実は、リーダーになってから気づく人が多いです。任されたことで新しい視点が得られ、「意外と自分に合っていた」と感じる瞬間が訪れることもあります。
- 家庭と両立しながらリーダーはできますか?
-
はい、できます。むしろ限られた時間の中で効率よく物事を進める力や、人を動かす工夫が身につきやすく、バランスの取れたリーダーになるケースも多くあります。
- 「怖い上司」にならないか心配です。
-
心配する気持ちがある時点で、あなたは「怖い上司」にはなりません。大切なのは、相手にどう伝わっているかを意識しながら、落ち着いて接する姿勢を忘れないことです。
- リーダーシップって、生まれつきのものですか?
-
いいえ、リーダーシップは「学べるスキル」です。特別な才能ではなく、日々の経験や関わりの中で磨かれていくもので、誰にでも可能性があります。
- 「向いているかどうか」にこだわらなくていい理由は?
-
向いているかどうかを考えすぎると、一歩踏み出す勇気を失ってしまいます。大切なのは「誰かのために動こう」とする気持ち。それがすでに、リーダーシップの第一歩なのです。
まとめ:向いているか迷うあなたへ、背中を押すメッセージ


この記事の大事なポイントをまとめます。
- リーダーに向いているかどうかよりも、「今の自分で何ができるか」を考える姿勢が最も大切です。
- 共感力や聞く力など、一見地味な特性こそ、信頼されるリーダーに欠かせない資質です。
- 「向いてない」と思う人ほど、学ぶ意欲や周囲への配慮があり、チームから求められやすい存在です。
- 自己診断で強みや成長ポイントを可視化し、自分らしいリーダー像を明確にしていくことができます。
- 完璧を求めず、まず一歩踏み出すことで、経験からしか得られないリーダーシップが育ちます。



「やってみようかな」と思った気持ち、それがあなたのリーダーとしての第一歩です!




コメント