
目標の数字を掲げてもチームが動きません…
そんなモヤモヤを感じた瞬間はありませんか?



目標づくりには「見せ方」と「巻き込み方」のコツがあるんです。
新人リーダーでも、たった5つの手順と一枚のテンプレートを押さえるだけで、チームは驚くほど動き出します。
本記事は目標設定の悩みをまるっと解決するガイドです。
- SMARTで目標をハッキリ書く
- いつ・何を・どれだけ? を数字+期限で決める
- KPIに分ける
- 大きな目標を 「毎週追える小さな数字」にばらす
- 全員でOKか確認する(ブラッシュアップ)
- ミーティングで「この数字なら行ける?」を話し合う
- 週次チェックで ✓ を入れる
- 決めたKPIが達成できたらチェックボックスにポン!
- 振り返りで良い点・直す点を一行メモ
- 来週にすぐ活かせる「学び」をためる



難しい専門用語はこれだけ👇
SMART=目標を書くときの5つのチェック項目
KPI=小さい目標
さっそく一緒に“動く目標”を作ってみましょう!


1:目標設定が大切な3つの理由


ここでは目設定が必要な理由を3つ紹介します。
1-1:「何のため?」を見失わない
目標がはっきりすると、毎日のタスクがバラバラの「点」から、つながりのある「線」へ変わり、ムダな動きが減る。



「今日はこの数字を伸ばそう」と意識できれば、ムダな動きが減るよね。
1-2:計画を立てやすい
目標が決まる = 進むべきルートが決まる
逆算してスケジュールや人員配置を決められるので、後から慌てるリスクが激減する。



焦りがトラブルの原因に!
1-3:チームの一体感が高まる
みんなが同じゴールを共有すると、「自分の仕事が誰かの役に立っている」感覚が生まれ、モチベーションの燃料となる。



目標を共有すると、チーム全員が同じ方向を向き、業務効率UPになりました。
逆に、目標が曖昧だと、何をどのように進めて良いかわからず、混乱を招く結果に…



ここから具体的な行動計画を考えてみて!



・「新しい製品を発売する」
・「マーケティングキャンペーンを行う」
とかですね!



そう!
今みたいに具体的な施策を考えらよね。



目標が達成したら、みんながモチベーションがあがりますよね。
参加型プロセスで当事者意識を高める



参加型って何すか?



参加型のプロセスとは、目標を設定する際に関係者全員が参加することです。
関係者全員が参加することで、現実的で実行可能な目標が生まれ、参加者自身に強い責任感が生まれる。
リーダーは、全員を巻き込んで目標を設定することが成功へのカギとなる。
ー 具体例 ー
例えば、月次の目標を設定する際には、チーム全員から意見を募り、その中から最も適切な目標を選ぶことで、メンバーは目標を自分のものとして理解しやすくなります。



たしかにこのプロセスだと、各自がその目標を達成しようと思って、チーム全体の士気も向上するかも!



参加型は、組織全体のパフォーマンスを向上させるだけでなく、各個人の成長にもつながるの。


2:効果的な目標を作る5ステップ


それでは、目標を実際に作るための5ステップをご紹介します。
ステップ1・ゴールを見える化
「いつまでに・何を・どれだけ」達成するのかを紙に書き出す。



ここで大事なのは「SMART」チェック!
※「SMART目標」は、目標を明確にし、実行可能な形にするためのフレームワーク。
5つの要素の頭文字をとったもので、以下のような意味があります。
項目 | 英語表記 | 意味 |
---|---|---|
S | Specific | 具体的であること |
M | Measurable | 測定可能であること |
A | Achievable | 達成可能であること |
R | Relevant | 目的に関連していること |
T | Time-bound | 期限が決められていること |
例
- S:既存サービスAの追加販売で
- M:売上+10%(10万円→11万円)
- A:営業3名で対応可能
- R:部門OKRの売上拡大と直結 ※会社の大目標を、自分たち部門の数字に落とし込んだ“達成指標付きゴール
- T:7月末までに
ステップ2・数字に落とし込む
トップの目標をKPI(小さな数字)に分割する。



例えば、売上10%アップなら
・週あたり新規商談3件
・客単価+1,000円
のように、日・週単位で追える指標に落とし込むと、進捗状況が一目でわかるの。
KPI | 今週の目標 | 実績 |
---|---|---|
新規商談件数 | 3件 | 2件 |
1件あたり単価 | +1,000円 | +800円 |
ステップ3・全員でブラッシュアップ
ミーティングで「この数値、現実的?」「もっと挑戦する?」と全員の意見を集めて微調整する。



ホワイトボードに書いて、その場で◎△×をつけ、全員が納得しながら進めていくと、当事者意識がグッと高まりました。
- 数値を±10%調整するときは根拠もセットで共有
(例)
過去実績:昨年同月は+8%なので+10%は“少し背伸び”レベル
リソース:人員1名追加で稼働120%になるため、達成率+10%が妥当
市場変化:繁忙期で需要が1.2倍に伸びる予測がある
→ 根拠を示すことで「なぜこの数字?」がクリアになり、納得感が高まります
- 最終決定は「多数決」ではなく「納得感」を優先
ステップ4・週次チェック
毎週15分の定例でKPIを更新し、チェックボックスに✓。
達成率が70%未満なら「原因→対策」をミニ振り返りを行う。



壁に貼った進捗ボードなどを活用すると的に楽しいですよ。
- 先週の達成率を発表
- 良かった点をメンバーが1つずつシェア
- 課題→次週の行動を決める(5W1Hで)
ステップ5・振り返り&学び共有
週末に「良かったこと」「次に直すこと」を1行ずつテンプレートに記入する。
振り返りがたまった場合は、月末にまとめて、再現したい成功パターンと改善タスクを抽出する。
こうすることでPDCA(計画→実行→確認→改善)が自然に回り、チームの引き出しが増えます。
【良かった点】
提案資料を簡素化したら商談がスムーズだった。
【改善点】
- 週前半のアポ取りが少なかったので月曜にコール枠を追加
- 週の終わりに良かったこと/直したいことを1行ずつ書き、次の週の改善に役立てる。
- 達成できた点と改善点を「振り返り」欄に書き留め、成功パターンを蓄積。
- 次の目標設定に活かしてPDCA(計画→実行→確認→改善)を高速化する。



完成した目標は「自分が決めた」感覚が強まり、責任感と士気がグッと高まりました。


3:目標設定がもたらす4つのメリット


目標を立てたことにより、実際の現場で再現性が高かった代表的な4つの効果を紹介します。



目標を設定するとチーム全体が活性化し、組織のパフォーマンスが向上しました!
メリット1. 目的がハッキリする
仕事の明確な目的が生まれ、やる気を引き出す。
スタッフは自分が何を達成するのかを理解することで、日々の業務に対する意欲が高まります。



この結果、個々のパフォーマンスが向上し、全体の生産性がup!
メリット2. 行動がそろう
目標をベースに考えることで行動が促され、戦略を練る際も目標が指針となる。



全員が目標を理解していると、一貫性を持った計画が立てやすくなるかも!
メリット3. 数値化で動きやすい
具体的な行動への原動力となる
この目標があることで、チームメンバーが考えること。
- どの顧客にアプローチすればよいか
- 効果的なプロモーション活動は何か
- 競合とどのように差別化するか など



自然とチームは毎月の目標に向けて協力し、お互いにサポートし合う雰囲気が生まれました。
メリット4. チームの士気の向上
メンバーが共通の目標を持つことで、協力し合う意識が強まり、全体の効率も向上します。



しっかりとした目標設定はチームの士気が高まりますね!



達成感を味わうことができるので、次の目標の励みになるの。
4:短期×長期を両立する目標の立て方


短期の数字だけを追いかけると伸び悩む危険がある → だからこそ未来への投資が必要
ここで大切なのは、今はお金を生まない種まきにも投資すること。



リーダーや管理者は、未来への希望と明確なビジョンを持つことが重要。
研究開発・設備増強・人材育成などは、最初こそ利益を生まなくても、数年後には大きな武器になります。
また、地域貢献・環境配慮・多様な雇用など 社会的責任を目標に組み込むと、企業の信頼と長期リターンが同時に育ちます。
数字で評価されにくい施策(研修・設備投資など)も、「◯年後に離職率5%未満」のように目標化すれば社内説明がスムーズ
- 短期目標(例):次の四半期で売上+10%
- 長期目標(例):5年以内に市場シェア2%→25%へ
短期で得た利益の一部を、研究開発や人材育成に再投資することで、将来の競争力が伸び続ける。



これらの要素を考慮することで、持続可能で魅力的な企業を目指すことができるのよ。


5:部門別・目標アイデア(例)
企業には各部門があり、全社的な目標を達成するために、独自の具体的な目標を持つことが必要。
部門の目標は、会社全体の目標に基づいていますが、それぞれの部門の特性に合わせて設定することが大切です。



人事部、営業部、企画部、総務部など、各部門の目的はそれぞれ違うかも。



部門ごとの特徴や役割があるため、具体的な目標が明確であれば、全体の目標の実現に向けた道筋が見えやすくなるよね。
部門 | 目標例 | 効果 |
---|---|---|
営業 | 来月の成約率5%→8% | 売上アップ+顧客基盤拡大 |
人事 | ① 全ポジションを適材適所で充足② 1年で離職率を10%→5% | 組織力最大化&採用コスト削減 |
企画 | 四半期で新サービス案を3本提出 | 商品ポートフォリオ拡充 |
総務 | 社内FAQサイトを3ヶ月で整備し、問い合わせ件数▲30% | 生産性向上&社員満足度UP |



これらの目標は、部門が効果的に機能するための具体的な指針となり、企業全体の成長や業績向上に直接貢献するものよ。
6: リーダーが担う2つの役割


リーダーは、設定した目標を守り、チームを導く重要な役割を担っている。
役割1:目標をかみ砕く通訳者
目標を細分化し、具体的な小さな目標を設定する。



なぜ目標を細分化するのですか?



チームメンバーが目標を理解しやすくなり、達成に向けて集中できるようになるためよ。



チーム全体が同じ方向を向くことで、戦略的に進むことができるということですね。
結果、全員が目標達成に向けて協力することで、企業はより強固な基盤を築くことができる。
役割2:やる気を切らさないムードメーカー
定例ミーティングで声かけや進捗共有を通じ、チームの活気を維持する。
さらに、小さな成果を見つけては称賛し、ポジティブな雰囲気を作り続ける。
- 定例ミーティングやチャットで個別に声をかけ、進捗を可視化して「いまチームがどこまで来ているか」を共有する。
- 毎週の小さな成果を見つけて取り上げ、称賛タイムを設けることで、成功体験をチーム全体で共有し、モチベーションを引き上げる。
- トラブルや遅れが発生した場合も、責めるのではなく「次に何をすれば挽回できるか」を一緒に考え、前向きな雰囲気をキープする。



これらを実践すると、チームの一体感と達成力が飛躍的に高まりました!


無料ダウンロード:目標設定シート
このシートを活用すると、チームの目標管理がぐっとラクになります。
\ここからダウンロードしてね/
目標設定シートのメリット
- 目標の可視化
頭の中だけでぼんやりしているゴールを、シート上にハッキリ書き出せる。 - 進捗の定期チェック
「週次チェック」欄で毎週の進捗度合いを記録し、数値やチェックボックスで可視化。 - チームの一体感アップ
目標と主要成果を全員で共有することで、メンバーひとりひとりに“自分ごと感”が生まれる。 - 振り返りによる学びの蓄積
「振り返り」欄に良かった点と改善点を書き留め、次の目標設定やプロセス改善に活かせる。 - PDCAサイクルの定着
Plan(目標設定)→ Do(実行)→ Check(週次チェック)→ Action(振り返り)の流れを1枚で完結。 - 自由なカスタマイズ性
OKR(目標と主要成果)やSMART(具体的/測定可能/達成可能/関連性/期限設定)はもちろん、KPI(重要業績評価指標)・KGI(重要目標達成指標)の追加、チェック頻度の変更、日次チェックへの切り替えなど、自部署の運用スタイルに合わせて自在にアレンジできる。
テンプレートの受け取り方法
- Googleスプレッドシート版
- 下のボタンから「コピーして自分のドライブに保存」
- シート名やチーム名を入れ替えてすぐに運用開始
👉 [シートを無料でダウンロードする]
※メールアドレス不要、ワンクリックで完了します。
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まとめ


この記事では、成功を目指すリーダーが目標設定を通じてどのようにチームを導くことができるかについてご紹介しました。



成功への第一歩を踏み出しましょう!
- 目標設定は3つの効果
『目的を見失わず、計画を立てやすくし、チームの一体感を高める』
新人リーダーでもこの3点を意識すれば迷わず次のステップへ進める。 - 参加型プロセスでは全員がアイデア出しから決定まで関わるため現実的な目標が生まれる。
月次数値を◎△×で評価するだけで納得度と責任感がぐっと高まる。 - SMARTで可視化→KPIに分解→全員でブラッシュアップ→週次チェック→振り返りを共有の5段階を踏めば、新人でも実践でき目標設定が習慣化する。
- 短期目標で成果を示しつつ、長期目標もセットで掲げると持続成長と組織の信頼もが向上する。
- リーダーは目標をかみ砕く通訳者としてタスクを細分化し、ムードメーカーとして小成果を称賛して士気を維持させる。
目標を作る5ステップ
STEP | やること | ポイント |
---|---|---|
1 | ゴールを“見える化” | ※SMART(目標設定の型)を参考に 『いつ/何を/どれだけ』を数字で書き出す |
2 | 数字に落とし込む | 例:売上+10%、月間CV30件など、 測定できる指標を設定 |
3 | 全員でブラッシュアップ | ミーティングでツッコミ歓迎。 現場のリアルな声を反映 |
4 | 週次チェック | 15分でOK。 「進捗◯%」を共有して早めに軌道修正 |
5 | 振り返り&学び共有 | 良かった点・改善点をテンプレにメモ →次の目標に生かす |
↓「目標設定&チーム運用」について






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