「リーダーに選ばれたけれど、私は会話が得意じゃない…」
「話すのが苦手な自分に、信頼されるなんて無理かも」
そんな不安を抱えながら、リーダーとしての一歩を踏み出した女性は少なくありません。
でも、安心してください。
信頼されるリーダーに必要なのは、上手な話し方ではなく、“自然体で向き合う姿勢”です。
無理に話そうとしなくても、あなたらしい関わり方で、ちゃんと人はついてきます。
このブログでは、リーダー歴10年以上の私(ユリ)が、会話が苦手だった頃の経験をもとに、本音ベースでお伝えします。
実例や習慣も交えて、今のあなたに必要な「自然体コミュ力の磨き方」をやさしく解説します。
最後まで読めば、「話せない私でも大丈夫」と思える自信と、明日から試したくなる行動のヒントがきっと見つかります。
ユリより一言
私も、初めてリーダーを任されたときは不安でいっぱいでした。
でも、「うまく話すこと」より、「相手とちゃんと向き合うこと」が大切だと気づいてから、関係が少しずつ変わっていったんです。

この記事が、あなたのリーダーとしての一歩を後押しできたらうれしいです。
会話が苦手でも、信頼されるリーダーになれる?


「リーダーになったからには、うまく話せないといけない」そんなふうに思っていませんか?
でも実は、話すことが得意じゃなくても、信頼されるリーダーはたくさんいます。
ここでは、「会話が苦手でも大丈夫」と思えるようになるための考え方と、信頼されるために本当に大切なこと3つをお伝えします。



「自然体でも信頼される」ことを体現すれば、組織も良い空気に変わります。
大切なこと1:信頼されるリーダーに必要なのは「完璧な話し方」ではない
信頼されるリーダーに必要なのは、完璧に話すことではなく、「伝わる姿勢」と「誠実な態度」。
話し方の上手さよりも、相手を思いやる気持ちや、丁寧に伝えようとする姿勢が信頼につながります。
まずは、身近な人とのやりとりを「何が信頼につながっているのか」という視点で観察してみましょう。
職場で信頼されている上司や先輩は、どんなタイミングで声をかけているのか、どんな表情や言葉を使っているのかに注目してみてください。
「よく話す人」よりも「よく聴く人」や「さりげない気配りができる人」が信頼を集めていることに気づくかもしれません。
また、読みやすい書籍や、経験者が書いた信頼できるネット記事を活用すると、自分の経験だけでは気づけなかった視点や具体的な工夫を学ぶことができます。
書き込み式の本や、実例が多い記事など、自分が「これなら続けられそう」と思えるものを選ぶのがポイントです。
会話が苦手な女性リーダーにおすすめの書籍3選
① 『聞く力――心をひらく35のヒント』阿川佐和子 著
芸能人や政治家との数々のインタビュー経験をもとに、「うまく話すより、うまく聴くことが信頼につながる」と教えてくれるベストセラー。



会話が苦手でも読後には前向きになれる一冊。
②『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎・古賀史健 著
人との関係性に悩んだとき、「どうすればいいか」ではなく「なぜ不安なのか」を深掘りできる本。



自分軸で動くことの大切さに気づき、自然体で関わる勇気が持てるようになります。



おすすめの書籍です!




大切なこと2:「話しすぎる」リーダーは信頼を失うこともある
リーダーが一方的に話しすぎると、逆に信頼を失うことがある。
リーダーだからといって、自分の意見や指示をたくさん話せば信頼されるわけではありません。
一方的に話しすぎると、「聞く耳がない」「自分の意見は必要とされていない」と部下に感じさせてしまうことがあります。
部下が本当に求めているのは、「理解してくれる人」「受け止めてくれる存在」です。
会話はキャッチボールのようなもの。
リーダーが話し続けてしまうと、部下が自分の気持ちや考えを出す“隙”を失ってしまうのです。
「この人はちゃんと聴いてくれる」という安心感こそが、リーダーとしての信頼につながります。



信頼を築きたいなら、まずは相手の話に耳を傾けること。


大切なこと3:リーダーに求められるのは「安心して話せる空気をつくる力」
会話が得意でなくても、「この人には話しかけやすい」と思われる雰囲気をつくれれば、リーダーとして十分信頼される。
人は、話の内容そのものよりも、「話していて安心できるか」「受け止めてもらえるか」という雰囲気や態度を大切にします。
心理学者のアルバート・メラビアンは、「人が相手に与える印象は、言葉の内容よりも、表情・声のトーン・態度など非言葉的な要素が大きく影響する」とする研究結果を発表しました。
これは「メラビアンの法則」と呼ばれています。
具体的には、人が相手の気持ちや印象を判断する際に影響する割合は以下の通りです。
- 視覚情報(見た目・表情など)…55%
- 聴覚情報(声のトーンや話し方など)…38%
- 言語情報(実際の言葉・話の内容)…7%
つまり、「何を話すか」よりも、「どんな表情で、どんな声で、どんな雰囲気で伝えるか」のほうが、相手にとっては重要だということです。



会話が苦手でも、やさしい表情やうなずき、穏やかな話し方ができるだけで、相手は「この人には安心して話せる」と感じてくれます。
自然体でも信頼される!女性リーダーの会話のコツ


「話し上手じゃないから、自信がない…」
そう感じている女性リーダーは少なくありません。
信頼されるリーダーの多くは、上手に話すよりも“自然な関わり方”を大切にしています。
ここでは、無理に自分を作らず、今のままでも実践できる「信頼される会話のコツ」を3つご紹介します。



どんなに話が苦手でも、大切なのは「心を込めて向き合うこと」
コツ1:「話す」より「聞く」を意識する
信頼されているリーダーに共通しているのは、よく話す人ではなく、よく“聞く”人である。
自分の意見を伝えるよりも、まず相手の話に耳を傾けることで、「この人はわかってくれる」と感じてもらえます。
とくに部下は、正解を求めているだけではなく、「まず自分の気持ちや状況を受け止めてほしい」と感じていることが多いもの。
「話をちゃんと聞いてもらえた」という体験が、安心感と信頼の土台になります。
大げさなリアクションや難しい言葉はいりません。
相づちを打ちながら静かに聴くだけでも、相手は「受け入れてもらえた」と感じ、自然と心を開いてくれます。



「話をちゃんと聞いてもらえた」という安心感は、信頼関係を深める一番の近道です。
コツ2:沈黙を怖れず、安心できる空気をつくる
会話が続かないと「気まずい」「沈黙は失敗」と感じてしまう方は多いですが、沈黙=悪いことではありません。
何も話さなくても落ち着いていられる関係性こそが、信頼の証。
たとえば、信頼できる友人となら、ずっと話していなくても一緒にいられますよね?
それと同じで、リーダーとしても“空気を張りつめさせない存在”であることが大切です。
無理に会話をつなごうとして焦ると、かえって言葉が上滑りになり、不自然な印象を与えてしまうこともあります。
「沈黙も相手に考える時間を与える大切な間」ととらえて、笑顔やうなずきで穏やかな空気を保つことが信頼づくりにつながります。



沈黙=失敗と感じて焦ると、会話が不自然になり、かえって信頼感が下がってしまうこともあります。


コツ3:共感の一言が、距離をぐっと縮める
「わかるよ」「それは大変だったね」といった共感のひとことは、相手との距離をぐっと近づける。
会話が得意でなくても、“あなたの気持ちを理解したい”という姿勢が伝われば、それだけで信頼は深まります。
人は誰でも「わかってほしい」「受け止めてほしい」という気持ちを持っていて、その気持ちが少しでも満たされると、自然と心を開きやすくなるのです。
無理に気の利いた言葉を探す必要はありません。
相手の言葉を繰り返したり、軽くうなずいたりするだけでも十分に“共感”は伝わります。
大切なのは、「ちゃんと聴いていますよ」という小さな気づきと思いやりの表現です。



共感のひとことは、会話が得意でなくても相手との信頼を深める力があります。
自然体で信頼されるために、明日からできる3つの習慣


ここまで読んで、「自然体で信頼されるっていいな」と感じていただけたかもしれません。
でも、「明日から何をすればいいの?」と悩む方も多いはずです。
そこで今回は、会話が得意じゃなくても、誰でも実践できる3つのシンプルな習慣をご紹介します。



小さな行動が信頼につながることを、ぜひ体感してください。
習慣1:毎日1回、メンバーの「小さな変化」に声をかける


「髪切った?」「今日はいつもより早いね」「新しい靴だね」など、相手のちょっとした変化に気づいて声をかけることは、信頼関係を築くうえでとても効果的。
声かけは、相手に“ちゃんと見てもらえている”という安心感を与える。
人は、自分を気にかけてくれる相手に自然と心を開き、「この人には話しても大丈夫」と思えるようになるのです。
難しく考える必要はありません。
外見の変化だけでなく、「最近忙しそうだね」「いつもより元気そう」など、表情や雰囲気の変化に触れるだけでも十分です。
こうした日々の小さな積み重ねが、無理のない自然な信頼づくりにつながっていきます。



自分のことを見てくれていると感じると相手は安心し、「この人には話してもいい」と思えるようになります。
気づきやすい小さな変化と声かけ例
気づきやすい「小さな変化」 | 声かけの例 |
---|---|
髪型やヘアカラーの変化 | 「あれ?髪型ちょっと変えた?似合ってるね」 |
メガネやアクセサリー、服装の違い | 「新しいピアスだね!そういう色、似合うね」 |
表情や雰囲気の変化 | 「今日なんだか元気そうで安心した!」 |
出勤時間の変化 | 「今日はいつもより早いね。なにか予定あるの?」 |
持ち物の変化(飲み物やお弁当など) | 「それ新しいボトル?かわいいね!」 |
業務への集中度・様子 | 「いつもより集中してる感じするね、なにかあった?」 |
声のトーンや話し方 | 「大丈夫?ちょっと疲れてるように見えたから気になって」 |
業務対応や成果 | 「この前の○○、助かったよ。ありがとう」 |


習慣2:「ありがとう」「助かった」の一言を惜しまない
「ありがとう」「本当に助かったよ」一一たったそれだけの言葉が、部下との信頼関係を深める最もシンプルで効果的な方法。
人は、自分の行動や努力が認められると、「またこの人のために頑張りたい」と自然に思うもの。
上司という立場からの感謝は、自分の存在や働きが価値あるものだと感じさせる力があります。
業務の成果に対してだけでなく、ちょっとした気遣いや手間に対しても、「ありがとう」と言葉にして伝えることで、信頼とやる気を育てる土壌ができます。
忙しい時ほど忘れがちなこの一言を、ぜひ習慣にしてみてください。
声に出すだけでなく、メモやチャットでも構いません。
「感謝されている」と感じる経験が、部下の心を前向きにし、信頼を築く原動力になります。



「自分の行動が認められた」と感じると、自然と好意や信頼を抱く傾向があります。


習慣3:自分の「苦手」を隠さず、正直に伝える
「実は、話すのがちょっと苦手で…」一一そう打ち明けることに、ためらいを感じる人も多いかもしれません。
自分の弱さや苦手を素直に見せることが、信頼されるリーダーの大切な要素です。
人は完璧な存在よりも、「不完全だけど努力している人」「本音を話してくれる人」に親近感を持ちやすく、その率直さに安心し、信頼を寄せるようになります。
たとえば、「会議で話すのが緊張しちゃって…でも頑張ってみるね」といった一言でも、部下は「そんなふうに思ってたんだ」「この人にも不安があるんだ」と感じ、心の距離が一気に縮まります。
もちろん、ネガティブな印象を与えないために「努力中です」「だからこそ丁寧に関わろうとしています」といった前向きな補足を添えるとさらに効果的です。
“弱みを見せること=信頼を失う”ではなく、“弱みを見せることで信頼される”。
それは、多くのリーダーが実感している、リアルなコミュニケーションの力です。



自分の弱さや苦手をオープンにすると、親近感をもたれますよ。


FAQ:よくある質問とその回答
ここでは、「会話が苦手」という悩みに関して、よく寄せられる質問とその答えをご紹介します。
- リーダーとして自信が持てないのですが、どうすれば前向きになれますか?
-
誰しも最初は不安を抱えて当然です。大切なのは「自分にしかできない役割がある」と捉えること。完璧を目指すより、「チームのために何ができるか」を一つずつ積み重ねていくことが、自然と自信につながっていきます。
- 声が小さくて伝わらないことが多いです。やはり改善すべきでしょうか?
-
無理に大声を出す必要はありませんが、落ち着いてはっきり話すことは心がけましょう。ポイントは「伝えようとする意志」が相手に伝わるかどうか。声量よりも目線や表情、姿勢などの全体的な印象のほうが信頼には影響します。
- 仲良くなりすぎると部下との関係が崩れないか心配です。
-
親しみやすさと甘さは違います。信頼関係は“距離の近さ”ではなく“境界線の明確さ”で築かれます。業務の線引きをしっかり持ちつつ、人として丁寧に接することが、長く安定した関係につながります。
- 相手にどう思われているか気になって、話しかけづらいです。
-
相手の反応を気にしすぎると、会話がぎこちなくなります。大切なのは「相手を理解したい」という気持ちを持つこと。その気持ちがあるだけで、自然と声かけも丁寧になり、相手にも好印象を与えます。
- そもそも何を話せばいいか分からず、雑談が苦手です。
-
相手の反応を気にしすぎると、会話がぎこちなくなります。大切なのは「相手を理解したい」という気持ちを持つこと。その気持ちがあるだけで、自然と声かけも丁寧になり、相手にも好印象を与えます。
- 部下に注意するとき、どうしても強くなってしまいます。やわらかく伝えるには?
-
伝える前に「相手に変わってほしい」というより、「一緒に良くしていきたい」という気持ちを持つと、自然と口調もやわらかくなります。責めるのではなく、改善のチャンスとして一緒に考える姿勢が大切です。
- 「会話が苦手でもリーダーをやっていいの?」と自分を責めてしまいます。
-
リーダーは話が得意な人のための役割ではありません。大切なのはチームを前に進めるための“支え”になれるかどうか。話すことが苦手でも、傾聴力や気配りなど、他の力で十分にリーダーとして活躍できます。
- 他のリーダーと比べてしまい、落ち込むことがあります。
-
比べること自体は悪くありませんが、「自分が足りない」と感じるより、「何が学べるか」に視点を変えてみましょう。他の人の強みは刺激であり、自分の成長のヒントにもなります。自分のペースで進めば大丈夫です。
- 会話がうまくいかない日があると、すごく落ち込みます…
-
どんなに経験を積んだ人でも、伝わらない日や空回りする日はあります。大切なのは、それを引きずらず「次はこうしてみよう」と振り返ること。小さな失敗も、信頼関係を深めるきっかけになることがあります。
- もっとコミュニケーションを学びたいとき、何から始めたらいいですか?
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まずは身近な人とのやりとりを観察してみましょう。職場で信頼されている人の言動や空気のつくり方にヒントがたくさんあります。また、読みやすい書籍や信頼できるネット記事から学ぶのもおすすめです。
まとめ|会話が苦手でも、あなたらしい信頼の築き方がある


「話すのが得意じゃない私でも、本当に大丈夫?」
そんな不安を持ったまま、この記事を読み進めてくださったあなたへ。
ここで改めてお伝えしたいのは、“完璧に話すこと”より、“どう向き合うか”が信頼を築くカギだということです。
最後に、今回の内容を振り返りながら、信頼されるリーダーとしての第一歩を応援します。
- 会話が苦手でも、誠実な姿勢や相手を思いやる気持ちが伝われば、信頼されるリーダーになることは十分可能。
- 上手に話すことよりも、「聞く姿勢」や「落ち着いた雰囲気」が部下との信頼関係を築く大きな要素になる。
- 共感のひとことや日々の声かけなど、小さな言葉や行動が、自然体でも信頼される土台をつくっていく。
- 無理をせず、自分らしさを活かした関わり方で信頼を得た女性リーダーの実例から、多くのヒントが得られる。
- 明日から実践できる「聴く」「感謝を伝える」「苦手を隠さない」といった習慣が、信頼される第一歩になる。



あなたらしく、自然体で信頼を築けるリーダーを目指しましょう。




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