指示したのに、なぜか部下が動いてくれない…
やる気が見えず、声を掛けるほど空回りしている気がする…。
そんな風に感じたこと、ありませんか?
初めてリーダーに抜擢された女性は、やり方も距離感も手探りで不安になりがちです。
でも安心してください。
やる気低下=部下の問題とは限りません。
この記事では、「モチベーションが続かない本当の原因」と、「すぐにできる7つの対策(声かけ例つき)」を、リーダー経験10年以上の私ユリがまとめました。
- 部下のモチベーションが下がる「原因3つ」がわかる
- 自信がないリーダーがハマりやすい「落とし穴3つ」を回避できる
- 明日から使える「7つの対策+声かけ例」で行動が変わる
ユリリーダーに「完璧」は求めなくていい。
迷いながら進むその姿こそ、部下にとっての信頼の土台になります。
あなたのペースで、一緒に育っていきましょう!


1. なぜ部下のモチベーションは下がるのか?


「最近、なんだか部下の元気がない」
「指示しても動きが鈍い気がする…」
そんなふうに感じたとき、つい「やる気の問題かな」と思ってしまいますよね。
モチベーションが下がるときって、本人の性格よりも 環境や伝わり方が原因になっていることが多いです。
ここでは、現場でよく起きる「モチベーション低下の正体」を3つに分けて整理します。



当てはまるものが見つかるだけでも、次の打ち手が見えてきますよ。
正体1:ゴールが見えない(やる意味がわからない)
部下のモチベーションが下がる一番の原因は、
「で、私は何を目指してるんだっけ?」が分からなくなる。
人は、ゴールが見えない作業を続けるほど疲れてしまいます。
たとえば同じ仕事でも、
- 何のためにやるのか
- どこまでやればOKなのか
- 優先順位はどれか
これが曖昧だと、頑張っても達成感が得られません。
対策はシンプルで、「今回のゴールはここ」「合格ラインはここ」と、最初に地図を渡すことです。



ゴールが見えず、モチベが下がる原因は、どの立場でものみな同じです。
正体2:「評価・期待が見えない(頑張りが報われない)
次に多いのが、頑張っているのに 反応がない状態。
部下の中では、こういう気持ちが積もっていきます。
- 「やっても当たり前扱い」
- 「何が良くて、何がダメなの?」
- 「結局、評価されるのは誰?」
この状態になると、頑張る理由が消えていきます。
改善案
「行動」や「工夫した点」に触れて言葉をかけるほど、部下は「見てもらえている」と感じやすくなります。
- 「資料、結論が先にあって分かりやすかった」
- 「電話対応、言い方が丁寧で助かった」
大事なのは、特別な褒め言葉ではなく、「見てたよ」が伝わる具体的な一言。
正体3:自信と裁量がない(どうせ無理/任されてない)
モチベーションが下がるとき、部下は意外とこう思っています。
- 「失敗したら怖い」
- 「任されてない気がする」
- 「やっても口出しされるなら意味ない」
自信がない状態で仕事を振られると人は守りに入り、結果として、動きが遅くなったり、報連相が減ったりします。
改善案
ここで効くのは、「全部任せる」ではなく、任せ方を分割すること。
- まずはここまでやってみて
- 途中で一回だけ確認しよう
- 困ったらこの順番で相談してOK
安心の枠を作ると、部下は動きやすくなる。
2. 自信がないまま頑張る女性リーダーの落とし穴


私なんかがリーダーで大丈夫?
ちゃんと導けてるか不安…。
自信が持てないまま頑張っている女性リーダーは多いです。
しかし、その「頑張り」が、意図せず部下にプレッシャーとして伝わり、モチベーションを下げてしまうことも…。
ここでは、自信のなさが生む3つの「落とし穴」をお伝えします。
どれも「直そう」と気合いを入れなくても、気づくだけで改善できるものです。
共感できるところから、ひとつずつ整えていきましょう。



ポイントさえ押さえれば怖くない!
落とし穴1:「優しさ」がかえって部下を迷わせる
自信がないときほど、リーダーは優しくなりすぎる。
厳しく言うことで嫌われるのが怖くて、
「大丈夫だよ」
「無理しなくていいよ」
と甘く接してしまいがち。
私もリーダー初期、「とにかく寄り添わなきゃ」と思って何でも受け入れていた時期がありました。
でも部下に「正直、どこまでやればいいかわからなかった」と言われ、ハッとしました。
やさしさは大事。
でも、役割とゴールをはっきり伝えることも、相手を守るやさしさなんです。



「やさしさ」にはいろんな意味が含まれることを知りました。
落とし穴2:「任せられない」が成長を止めてしまう
「失敗されたら困る」という思いから、部下に仕事を任せられないことがモチベーションを下げる。
自信がないと、「自分でやった方が早い」と感じてしまうため、つい手を出してしまうんです。


以前、私がすべて手を出してしまったことで、部下から「信用されてないのかな」と距離を取られた経験があります。
その後わかったのは、完璧にこなすことよりも「任せて見守る姿勢」のほうが信頼につながりやすいということ。
それに気づいてから、任せ方を変えました。



時には忍耐も必要です。
落とし穴3:感情を隠すほど、不安がチームに伝染する
弱みや感情を見せずに頑張り続けると、チームはかえって不安を感じる。
リーダーの表情と言葉にギャップがあると、部下は「本音が読めない」と警戒されます。
私がトラブル対応で頭がいっぱいだったとき、無理に笑顔だけ作っていたら「リーダー、何か隠してますよね?」と指摘されました。
そこで状況と感情を正直に共有したところ、「一緒に頑張ります!」と声をかけてもらえたのです。
本音を少し言葉にするだけで、チームの安心感は戻ります。



無理しても良い結果はついてきませんでした。


3. 部下のモチベーションを支える7つの実践ポイント(声かけ例つき)


部下のやる気を引き出すのは、特別なスキルでもカリスマ性でもありません。
ちょっとした行動や声かけが、気持ちを前向きにするきっかけになります。



ここでは、私が現場で効果を感じた7つの具体策を紹介します。
どれも明日からできます。
具体策①:ゴールを共有する
部下と「何を目指しているのか」を共有することで、やる気が安定する。
部下は自分の仕事が何のためにあるのかを理解すると、目的意識が生まれます。
声かけ例
- 「今回のゴールは◯日までに△△を終えることね。ここまでできたらOK。」
- 「この作業って、最終的に◯◯のためなんだ。そこ意識して進めよう。」
- 「迷ったらここに戻ろう。優先はこの1点ね。」



目的を伝えないのは、どこに向かってい走っているのかわからいバスに乗っているのと同じこと。
つまり「不安」なんです。
具体策②:小さな成果を一緒に喜ぶ
小さな達成でも「一緒に喜ぶ」ことで、やる気のエネルギーが持続する。
「自分の頑張りが認められた」と実感できると、もっと頑張ろうと思えます。
声かけ例
- 「今の対応、すごく助かった。ありがとう!」
- 「前より早くなってるよ。ちゃんと積み上がってる。」
- 「そこ気づけたの、いいね。成長してるポイントだよ。」



見てもらえてることが「安心」に繋がります。
具体策③:「ありがとう」をこまめに伝える
感謝の言葉は、最も手軽で効果的なモチベーションアップの手段。
感謝されると、「自分の存在が役に立っている」と感じられます。
声かけ例
- 「◯◯してくれて助かった。具体的にここが良かったよ。」
- 「気づいて動いてくれたの嬉しい。安心して任せられる。」
- 「忙しい中ありがとう。無理はしてない?」


「ありがとう」はリーダーの最強の武器かもしれません。



モチベーションアップに感謝の言葉ほど効果的なものはありません!
具体策④:フィードバックはタイミングが命
フィードバックは「すぐに」「具体的に」行うことで効果が高まる。
時間がたってから指摘されても、自分の行動と結びつかず、響かなくなります。
でもすぐに伝えるように変えてから、部下の理解度も上がり、「見てくれてる」と信頼も増しました。
声かけ例
- 「今のやり方、良かった。特に◯◯が良いね。」
- 「ひとつだけ修正しよう。次は△△に変えるともっと良くなる。」
- 「今のうちに共有するね。次回はここだけ意識してみて。」



私は気づいたら「すぐに伝える癖」をつけました。
具体策⑤:あえて見守る余白を持つ
部下に任せて、あえて見守ることがモチベーションにつながる。
「任せられている」と感じると、責任感とやる気が自然と育ちます。
声かけ例
- 「まずは一回やってみて。困ったら途中でも声かけてね。」
- 「任せるね。終わったら一緒に振り返ろう。」
- 「途中で口出したくなるけど…今回は最後まで見守るね。」





時にはじっと見守ることも必要でした。
具体策⑥:気持ちをくみ取るひと言を大事に
「最近どう?」「大丈夫?」という一言が、部下の心を軽くする。
話しかけられることで、「気にかけてもらっている」と感じ、安心につながります。
声かけ例
- 「最近どう?負担増えてない?」
- 「今の表情、ちょっと疲れて見えた。何かあった?」
- 「急ぎじゃないから大丈夫。落ち着いてやろう。」



受け身にならず
積極的に声をかけてあげてね!
具体策⑦:自分の感情も正直に伝える
リーダーが素直に感情を見せることで、信頼関係が深まる。
完璧なリーダーよりも、感情が見えるリーダーのほうが「人間らしさ」を感じて親しみやすくなります。
声かけ例
- 「正直、今ちょっと焦ってる。だから優先だけ一緒に整えたい。」
- 「さっきの件、嬉しかった。支えてくれてありがとう。」
- 「言いにくいけど大事な話。責めたいんじゃなくて改善したい。」





突き上げる素直な気持ちを大事にしていきましょう。


4. 失敗や恥は、あなたのリーダー力を育てる材料


リーダーになったばかりの頃は、誰でも「失敗したくない」「恥をかきたくない」と思うものです。
でも「失敗」や「恥ずかしい経験」こそが、成長のエネルギーになる。
完璧なリーダーである必要なんてありません。
ここでは、私自身の体験も交えながら、「失敗から学ぶことの大切さ」をお伝えします。
「もうちょっと失敗してもいいかも」と思えるかもしれません。



失敗、恥をかいた数は数えきれませんが、すべてが成長の糧となりました!
学び①:完璧を目指すほど、苦しくなる
「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎるほど、自分を追い込み、リーダーの苦しさが増す。
「常に正しい判断、立派な対応」をしようとすると、失敗を恐れて行動が遅くなったり、自分にダメ出しばかりしてしまいます。
私自身、「絶対にミスできない」と肩に力が入っていた頃は、毎日ぐったりしていました。
でもふと、「間違っても大丈夫だよ」と言われたことで、
気持ちが軽くなり、周囲にも柔らかく接することができるようになりました。
完璧じゃないからこそ、人の心に届くこともあるんです。



あなただからリーダーになったのです。
無理せず、そのままで行きましょう。
学び②:失敗は信用を得るチャンスにもなる
自分のミスを素直に認め、改善しようとする姿勢は、むしろ部下からの信頼を得るきっかけになる。
部下はリーダーの言葉より、「どう行動しているか」を見ています。
以前、私が報告を忘れてトラブルになったとき、
素直に謝って「次からこうします」と話したことがありました。
すると部下から
「リーダーも間違えるんだって思ったら、気が楽になりました」
と言われたんです。
ミスのあとにどう動くかが、リーダーの真価なのだと感じました。



ごまかしたりせず、素直に認めるところに部下の心が動いたようです。
学び③:「恥ずかしい経験」が、あとで強みになる
そのときは恥ずかしくても、時間がたつと「貴重な学び」や「エピソード」になる。
体験を通して得た気づきや感情は、他人に伝える力を持ち、のちに後輩を育てるときの説得力になります。
私が過去にやらかした大失敗(資料を間違えて全員に送信した話)も、
いまでは新人教育でよく話すネタになっています(笑)。
「ユリさんもそんなことあったんですね」と笑ってもらえることが増え、
「恥をかくこと=人間らしさ」と思えるようになりました。
失敗は、未来のあなたを支える「財産」になります。



私自身、失敗は数えきれないほどしてきました。


FAQ:よくある質問とその解答
ここでは部下のモチベーションに関する悩みについて、よくある質問とその答えをまとめました。
- リーダーになったばかりですが、リーダーらしくふるまえません。どうしたらいいですか?
-
最初から「リーダーらしく」ふるまう必要はありません。大切なのは、自分の言葉で話し、自分のペースで信頼を積み重ねていくこと。自然体のあなたを見て、部下は安心し、徐々についてきてくれます。
- チームにやる気がないメンバーがいて、気持ちが沈んでしまいます。
-
1人の反応に心を持っていかれすぎないことが大切です。その人にも背景や事情があるかもしれませんし、チーム全体を少しずつ巻き込んでいくうちに、変化は必ず訪れます。焦らず、見守ることも信頼です。
- どうしても部下に嫌われるのが怖いです…。
-
誰にでも好かれる必要はありません。大切なのは「信頼されること」。一時的に距離を置かれても、正しく向き合い、誠実な姿勢を貫けば、信頼はあとからついてきます。好かれるより、信じてもらえるリーダーを目指しましょう。
- 部下との年齢差があり、どう接すればよいかわかりません。
-
年齢よりも、「相手の気持ちに関心を持つこと」が信頼関係を築くカギです。無理に距離を縮める必要はありません。日常の挨拶やちょっとした会話から、あなたらしい関わり方を見つけていきましょう。
- 報連相が少なく、部下が何を考えているかわかりません。
-
まずは、あなた自身が「話しかけやすい空気」を作ることが大切です。忙しそうにしていないか、否定的な反応をしていないか、振り返ってみましょう。環境が整えば、自然と情報は集まってきます。
- リーダーに向いていない気がします…。辞めた方がいいのでしょうか?
-
「向いていない」と感じることは、真剣に向き合っている証拠です。誰だって最初は不安ですし、試行錯誤の中で向いていくこともあります。迷ったときこそ、自分の小さな成長を見つけてみてください。
- チームの雰囲気がギスギスしています。リーダーとして何をすべき?
-
まずは「自分からあいさつする」、「感謝を言葉にする」など、小さな雰囲気作りから始めてみてください。職場の空気は、リーダーの表情や言動で少しずつ変わっていきます。焦らず一歩ずつ、です。
- 注意したあとのフォローが難しいです。どう声をかければいいですか?
-
注意したあとこそ、関係を深めるチャンスです。「あの件はありがとう」「ちゃんと考えてくれて嬉しかったよ」と、相手の行動を認める言葉をかけると、お互いの信頼感がぐっと増します。
- 上司と部下の板挟みで、どう動いていいかわからなくなります。
-
そんなときこそ、あなたの「つなぐ力」が試される場面です。上司の意図を丁寧に伝えつつ、部下の声もすくいあげる。その両方を大切にする姿勢こそが、周囲からの信頼を生みます。
- リーダーの役割を楽しめるようになる日は、本当に来るのでしょうか?
-
はい、来ます。少しずつでも「できた」「伝わった」と感じる瞬間が増えていき、それが自信となり、やがて喜びに変わっていきます。未来のあなたは、今よりもっとたくましく、笑ってリーダーでいるはずです。
まとめ|部下のやる気が続くチームは、「リーダーのゆらぎ」から生まれる


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
部下のモチベーションに悩むリーダーとして、あなたが真剣に向き合おうとしていること自体が、すでに素晴らしい一歩です。
最後にもう一度、大切なことをまとめながら、「あなたらしいリーダー像」について一緒に考えてみましょう。
- 部下のモチベーションが続かない原因は、リーダーの関わり方や伝え方にある場合が多く、自分の言動を振り返ることが第一歩です。
- 自信がないまま頑張る女性リーダーほど、優しさが空回りしたり、任せられずに成長を止めてしまうことがあります。
- 部下のやる気を支えるには、「ゴール共有」「感謝」「見守り」など、シンプルで具体的な行動が効果的です。
- 失敗や恥ずかしい経験もリーダーとしての成長の糧になり、のちに信頼や説得力へとつながっていきます。
- 完璧を目指すより、“ゆらぎながらも向き合う姿勢”こそが、部下の信頼とやる気を育てるリーダーの力になります。



このブログでは、現場でのリアルな経験や、女性リーダーならではの悩みに寄り添う内容を発信しています。
あなたの挑戦を、心から応援しています。














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