
リーダーとして後輩をサポートしたいのですが、具体的なサポートの仕方がわかりません。
具体的な実践方法を教えて欲しいです。
リーダーとしての役割は、単に命令や指示を出すことではありません。



後輩のサポートの仕方がわからない女性リーダーに向けて、リーダー経験10年以上の私(ユリ)が本音ベースで語ります。
この記事では、新米リーダーでも実践できる優秀なリーダーの行動わかります。
ポイント
- 部下の個性を理解し、適切な関わり方
- 決定に参加させ、主体性を引き出す
- 正しく褒めること、正しく叱ることで、成長を伸ばす
このような姿勢を持つことで、後輩はリーダーを信頼し、よりよいチームが生まれます。



部下の成長を促し、彼らが力を発揮できる環境を整えることが大事です。
1. 優秀なリーダーは後輩を理解している


良いリーダーは、いつも部下のことを気にかけるもの。
ただし、「部下を気にかける」とは、仕事中に何かと指摘することではありません。
上司が常に指示を出すのではなく、部下が自分の意志や判断に基づいて物事をとらえ、行動できる環境を整えることが重要です。
例えば…
- 部下の得意・不得意を把握し、適切な仕事を与える
- どのような環境で力を発揮できるのか考える
- 仕事のノウハウやツールを提供し、スキルアップを支援する
- 部下と積極的に関わり、信頼関係を築く
一人ひとりの長所や短所、性格、行動パターンを理解し、それに合わせたサポートを行いましょう。
この姿勢を持つことで、正しいサポートが可能となり、チームの生産性向上にもつながります。



部下の成長は自分の成長につながります!


2.命令するだけの上司にならない


リーダーはすべてを一方的に決めるのではなく、部下も意思決定に関われる環境を作る。
部下が意見を言える場があり、自分の考えが尊重されると、仕事を「自分ごと」として主体的に捉え、責任感を持って取り組むようになります。
普段から意見を聞き、議論を通じて一緒に決めるスタイルを取ると、部下たちは「自分の意見が反映される」と感じ、自然にモチベーションが上がり、チーム全体の成果も高まる傾向があります。
大事なことは、リーダーがすべての決定を下すのではなく、部下も意思決定に関わることができる環境作りです。
意識することは…
- 部下が安心して自分の考えを話せる雰囲気をつくる。
- みんなの意見をしっかり受け止めたうえで、一緒に考え、より良い答えを見つけていく。
部下は「自分ごと」として仕事に責任を持ち、主体的に取り組むことになります。



これにより、チーム全体のモチベーションが向上し、業務の成果も高まります。


3. 部下のモチベーションを高める関わり方


リーダーにとって、部下のモチベーションを高めることは、チームの成果を伸ばすためにも欠かせない重要な役割です。
命令を出すだけでは、部下は本気になれません。
では、どうすれば部下のやる気を引き出し、自分から主体的に動いてもらえるのでしょうか?
ここでは、すぐに実践できる「モチベーションを高める具体的な関わり方」を2つご紹介していきます。
①良い行動は積極的に褒める
リーダーが部下のモチベーションを高めるために大切なこと。
良い行動をしっかり認め、成果が出ないときは訓練と成長の機会を与えること
部下は「自分の努力をきちんと見てくれている」と感じたときに、やる気が引き出され、主体的に成長しようとします。
逆に、無関心やただ叱るだけの関わり方では、部下の意欲は簡単に萎えてしまいます。
たとえば
成果が出たときには
- 「○○さんのアイデアがあったからうまくいったね」
- 「丁寧な対応のおかげでお客様が満足していましたよ」
と具体的に褒めることが効果的です。
成果が出ない場合には
- 学びの機会を与える(例:適切な研修・※OJT)
※OJTとは職場で実際の業務を通じて、上司や先輩が部下や後輩に直接仕事を教えながらスキルや知識を身につけさせる教育方法のこと - 実力をつけさせる(例:段階的な実践チャンスを提供)
- チームの目標を共有して意識を高める
といった関わりを通じて、部下は自然と主体性を持ち、成長していきます。
リーダーは、部下のモチベーションを高める役割を担います。



後輩が成果を出したときは、しっかり認めてあげましょう。




②部下を叱る時のポイント
部下を叱るときは、感情的にならず、冷静に「行動」に焦点を当てて伝えることが大切。
叱る目的は、部下を責めることではなく、成長を促すことです。
適切なフィードバックを通じて、部下は自分の改善点に気づき、前向きに行動を変えやすくなります。
たとえば叱る場面では、人前ではなく1対1で話し、穏やかな口調で冷静に伝えましょう。
また、「人」を責めるのではなく「行動」に焦点を当てることが重要です。
逆に、感情的に怒鳴る、現状から逃げる、あいまいな指摘をすることは逆効果になり、関係がギクシャクする原因になります。
叱るときのルール
- 人前ではなく、1対1で伝える
- 冷静に、穏やかな口調で言う
- 相手の言い分を最後まで聞く
- 「人」ではなく「行動」に焦点を当てる
避けるべき行動
- 感情的に怒鳴る
- 現状を回避する
- あいまいな指摘(何を改善するのかを伝えない)
褒めるときにも注意
- 良い行動を具体的に伝える:「すごいね!」だけでなく、どこが良かったのかを具体的に説明する
- 褒めすぎに注意:過度な賞賛は逆効果になることもある



適切なフィードバックができるリーダーこそが、部下の信頼を得ることができます。


4. 感情をコントロールするリーダーになる


優れたリーダーは、感情のコントロールができる人。
感情を爆発させず冷静に対応することで、リーダーとしての威厳を保ちつつ、部下からの信頼も高まります。
逆に、感情的なふるまいは、部下の不信感や組織全体の不安感を招くリスクがあります。
感情をコントロールするとは…
- 怒鳴らない:(感情的に怒ると、部下は心を閉ざしてしまう)
- 冷静に対話する:(状況を客観的にとらえ、落ち着いて対応する)
- 自信と敬意を持つ:(部下へのリスペクトを忘れず、自分にも自信を持つ)
これらを実践することで、リーダーとしての威厳を保ちつつ、部下との良好な関係を築くことができます。



感情のコントロール方法は訓練することで習得できます。


5. リーダーシップは学ぶスキル


リーダーシップは、生まれ持った才能ではなく、誰でも学び、身につけることができるスキルです。
リーダーに必要な力は、生まれつきの素質ではなく、具体的な方法や考え方を学び、行動を積み重ねることで自然と磨かれていくものです。
たとえば、相手の信頼を得る方法を学び、効果的なコミュニケーションを実践し、チームを率いる技術を磨くことで、少しずつリーダーとしての器が育ちます。
特別な才能がなくても、正しい努力を重ねれば、誰でも優れたリーダーになることは十分に可能です。



努力次第で、誰でも優れたリーダーになれますよ!


6. まとめ:後輩の成長こそ、チームの成功につながる


リーダーの役割は、単に指示を出すことではなく、部下の成長を支援し、チームの成功を導くことです。
- 部下を理解し、適切なサポートをする
- モチベーションを高め、学習を支援する
- 褒め方・叱り方を工夫する
- 感情をコントロールし、信頼を築く
これらを実践することで、部下から信頼されるリーダーになり、組織全体のパフォーマンスも向上します。
リーダーシップは決して難しいスキルではなく、学び、磨くことができるスキルです。



今日から一歩ずつ、実践してみましょうね!
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