「部下に甘くしすぎればナメられ、厳しくしすぎれば反発される」
リーダーとして、そのバランスに悩んでいませんか?
成果を出す上司の共通点は「甘さ」でも「厳しさ」でもなく、信頼されること。
上の4項目を、具体例とあわせてわかりやすく解説します。
読み終わる頃には、部下との関係に悩む時間が減り、「きっと私にもできる」と思える自信が芽生えているはずです。
ユリさあ、「信頼される上司」への一歩を、一緒に踏み出しましょう。
1. 甘い上司と厳しい上司の落とし穴


まずは、よくある2つのタイプを比較してみましょう。
| 観点 | 甘い上司 | 厳しい上司 | 信頼される上司(理想) |
|---|---|---|---|
| ルール | 「まぁいいか」で例外を許す | 規則を守らせることを目的とする (ルールがすべて) | ルールの目的を伝え、みんなが守れる基準を作る |
| 指導 | 嫌われたくなくて注意できない | ミスを厳しく責める | 行動を認めた上で、期待を伝える |
| 態度 | 感情で判断が変わる | 威圧的で話しかけにくい | 落ち着いて一貫した態度を保つ |
| 焦点 | 「人柄」ばかり気にする | 「結果」だけを見る | 行動と成長の過程を見る |
| 結果 | 緩んだ雰囲気で成果が出ない | 部下が萎縮して離れていく | 信頼とやる気が生まれ、チームが前進する |



私も経験ありの上司の姿でした。
甘い上司の典型例
一見優しく見えますが、「何がOKで何がダメか」が不明確になり、職場の信頼が崩れていきます。
- 遅刻やミスを見逃してしまう
- 「嫌われたくない」気持ちが先に立ち、注意できない
- 問題が起きると、急に厳しくなる
厳しい上司の典型例
厳しい上司は真面目で責任感が強い人ほど陥りがち。
背景には「不安」や「自信のなさ」が隠れていることが多いです。
しかし、厳しさだけでは部下は育ちません。
- 部下のミスを感情的に叱る
- 「結果を出すこと」ばかりに目がいく
- 「自分のやり方が正しい」と思い込み、柔軟に対応できない



厳しい上司は、一見すると職場の秩序を守り成果を出しそうに思えます。
しかし、実際には部下の反発を招き、生産性を低下させることもあります。
2. 信頼される上司の土台は「3つの軸」
信頼される上司とは、部下が安心して意見を言える人。
その土台となるのが次の3つの軸です。
- ルールを公平に守る姿勢
→「この人の言うことなら安心して従える」と思われるよう、基準を一貫して示す。 - 感情ではなく、事実で伝える
→怒るのではなく、「改善のための話し合い」に変える - 部下の努力を認め、期待でつなぐ
→「見てくれている」と感じることで信頼が深まる
\理想の上司の具体的特徴/
適切に褒める
部下の成果を正しく評価し、適切に褒める。
例えば、サッカーの監督が選手の良いプレーを見逃さず、「今のパス、素晴らしかった!」と具体的に伝えると、選手は自信を持ち、さらに良いプレーをしようとします。
逆に、何でもかんでも褒めると、「本当に評価されているのか?」と部下の信頼を失う原因にもなりかねません。



具体的に褒めてもらうと、その部分をさらに伸ばそうと頑張っちゃう!
叱るときは冷静に、相手の話を聞く
叱るときに感情的にならない。
例えば、ミスをした部下に対して「なんでこんなミスをしたんだ!」と感情的に怒鳴るのではなく、落ち着いて「どうしてこうなったのか、一緒に考えよう」と話を聞いてあげましょう。
頭ごなしに叱るのではなく、建設的に指摘することで、部下は納得して改善しようという気持ちになります。



注意の仕方ではモチベーションが上がるわ!
感情に流されず、一貫性を持つ
理想の上司は、機嫌によって対応が変わることがない。
例えば、ある日は優しく、ある日は厳しく、と対応がコロコロ変わると、部下は「今日はどんな気分だろう?」と顔色をうかがうようになり、のびのびと働けなくなります。
一貫性を持って接することで、部下は安心して仕事に取り組めるため、生産性もアップ。



冷静にいつも見てくれていると安心できる!
人ではなく「行動」に焦点を当てる
部下を叱るとき、「人格」ではなく「行動」に焦点を当てる。
例えば、「君はダメなやつだ」と人格を否定するのではなく、「このやり方は改善が必要だ」と行動のみに注目して指摘しましょう。
こうすることで、部下は傷つかず、前向きに改善しようという気持ちになります。



具体的なアドバイスは仕事に前向きに取り組める!
部下に対して敬意を持つ
部下に対して上から目線ではなく、一人の人間として敬意を持って接する。
例えば、会話の際に「意見を聞かせてほしい」と部下の意見を尊重したり、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたりすることで、信頼関係が深まります。



自分を大切に扱ってくれていると感じると、もっと貢献したくなる!



理想の上司とは、部下に対して甘すぎず、厳しすぎず、バランスの取れた対応ができる人です。
3. 理想の上司になるための6ステップ(行動マニュアル)


信頼される上司に近づける6つのポイントを紹介します!
「ここまでは自由、ここからは守ってほしい」という基準を明確にします。
ルールを伝える目的を添えると、部下の理解が深まり的確に動きやすくなる。
例:「報告は毎週金曜にお願い。早めに共有してもらえると、サポートしやすいから。」
叱るよりも、「まず認める」から始めましょう。
承認のあとに期待を伝えると、前向きな気持ちが生まれます。
例:「助かりました。次はこの部分をもう少し丁寧にしてみようか。」
上司の仕事は「解決する」よりも「理解する」こと。
沈黙の時間も怖がらず、相手が話しやすい空気をつくりましょう。
例:「どう思った?」「どんなところが難しかった?」
少し待つことで、本音が出てきます。
「暗黙の了解」は信頼を壊します。
共通ルールは文章や掲示にして、誰でも確認できるようにしましょう。
例:「Slackでの報告テンプレート」や「遅刻・欠勤時の連絡方法」などを、誰でも分かるようにルール化しておく。
良い行動も悪い行動も、「すぐ伝える」ことが大切。
時間が経つほど、言葉の重みが薄れてしまいます。
例:「今日の対応、とてもよかったよ」「さっきの件、今後はこうしよう」
毎週10分でも「今週どうだった?」と話す時間を持ちましょう。
たったそれだけで、部下の成長スピードが変わります。
例:「良かった点」「課題」「来週の目標」を一緒に整理する。
4. 明日からできる!信頼を築くチェックリスト


信頼関係は、一気に築けるものではありません。
大切なのは、毎日の小さな積み重ねです。
たとえ1分でも、意識して行動することで、部下の表情やチームの空気が少しずつ変わっていきます。
まずは、ここに挙げる5つの行動から始めてみてください。



「今日からできる」「忙しくても続けられる」ものばかりです。
- 部下に「ありがとう」を1日1回伝える
→ 小さなことでも感謝の言葉を伝えると、相手のやる気と信頼が自然に育ちます。 - ルールを1つ「見える化」する(文書・チャットなどで共有)
例:「報告テンプレート」「連絡ルール」など、あいまいな点を1つ明確にして共有しましょう。 - 部下に「どう思う?」と意見を聞く時間をつくる
→ 指示だけでなく、考えを聞くことで「自分を信頼してくれている」と感じてもらえます。 - 24時間以内にフィードバックをする
→ 褒める・指摘するどちらも、早めに伝えることで成長スピードが上がります。 - 週1回のふり返りタイムを決めておく
→ チームや個人で1週間を振り返る習慣をつけると、課題が早めに見つかり信頼関係も深まります。
5. 実践で得られる7つの効果


上司としての資質を身につけることで、主に以下の7つが得られます。
- 信頼関係が築ける
- チームのモチベーション向上
- 情報共有がスムーズに
- 部下の自律性を引き出す
- 長期的な成長と成果
- ポジティブな職場文化の形成
- リーダー自身の成長
1. 信頼関係が築ける
共感力やコミュニケーション能力を高めることで、部下との信頼関係が築かれる。
信頼される上司になると、部下は安心して意見や相談を持ちかけやすくなり、オープンなコミュニケーションが生まれます。
2. チームのモチベーション向上
部下の成長を支援し、彼らの努力を認めることで、チーム全体のモチベーションが向上する。
モチベーションが上がると、部下がやる気を持って仕事に取り組み、その結果、業務のパフォーマンスも向上します。
3. 情報共有スムーズ
部下それぞれのニーズに応じて柔軟なコミュニケーションをすることで、チーム全体の情報共有がスムーズになる。
結果、オープンで協力的な職場環境が作られるのです。
4. 部下の自律性を引き出す
エンパワーメントを実践することで、部下に自律的に行動する機会を与えることができる。



パワーメントとは、「部下に力(権限)を与える」こと。
部下が自分で考え、決定し、実行する能力を養うことができるため、チームの生産性も向上します。
5. 長期的な成長と成果
長期的な視点を持つことで、自分だけでなく部下のキャリアや成長にも焦点を当てられるようになる。
部下が成長すれば、チーム全体の成果も向上し、組織の発展にも寄与します。
6. ポジティブな職場文化が生まれる
理想の上司としての姿勢を持つことで、やりがいや安心感のある職場を育むことができる。
これにより、優秀な人材が集まり、離職率が下がります。
7. リーダー自身の成長
新しいスキルや知識を身につけることで、自己成長を実感できるようになる。
自分がリーダーとして進化していると感じることで、さらなるモチベーションや自信に繋がります。
よくある質問(FAQ)
- 厳しくすると嫌われませんか?
-
感情的に叱るのではなく、線引きを明確に伝えれば、むしろ安心されます。
- 甘くも厳しくもないバランスって?
-
人ではなく行動を評価すること。
「あなたがダメ」ではなく、「このやり方を変えよう」と伝えましょう。 - 部下が本音を話してくれません。
-
いきなり答えを求めず、沈黙の5秒を意識してください。
その時間が、信頼を生む余白になります。
まとめ


理想の上司になるために必要なのは、特別なスキルではなく日々の積み重ね。
あなたの「一言」や「聞く姿勢」ひとつで、チームの空気は大きく変わります。
まずは、今日から1つだけ実践してみましょう。



信頼は、叱ることではなく「信じること」から始まります。
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